違う時代を違う目で見るとわかること
単純なタイムスリップものかと思いきや…主人公のお気楽フリーター健太が、サーフィンのときに波に飲まれて溺れ、気づくと「日本昔話」にでてくるようなおばあちゃんに看病されていて、そこは1944年の戦時中だった。そして健太が溺れたその同じ時間、1944年の若者吾一も飛行中に墜落し死に掛ける。そうしてお互いがお互いの時代にスリップしてしまうという、イメージ的にはコメディ風の始まり方だった。戦時中にスリップしてしまった現代の若者健太は、初めはロケかなにかかと軽く考えていたものの、事態は深刻だということに気づくのに時間はかからなかった。健太の軽くいかにもその辺の若者風なその雰囲気は、戦時中にはいかに目立つものかということがよくわかる。そして現代である2001年では吾一が奮闘していた。入れ替わったときの驚きの境地は吾一のほうが上だと思う。見るもの全てが見たことないもので、食べるもの全てが食べたことのな...この感想を読む
3.53.5
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