坑夫のあらすじ/作品解説

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坑夫

4.674.67
文章力
4.67
ストーリー
4.33
キャラクター
4.33
設定
4.50
演出
4.00
感想数
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坑夫のあらすじ・作品解説

「坑夫」は、1908年に朝日新聞に掲載された、夏目漱石の小説である。 漱石の作品としては珍しく、炭坑で働くブルーカラー・ワーカーの生活を扱ったルポルタージュ的な異色の小説であるが、「自分の話を是非小説にしてほしい」という見知らぬ若者が、漱石のもとを訪れたのがこの作品のきっかけであった。漱石は最初あまり気が乗らなかったが、朝日新聞に掲載予定であった島崎藤村の「春」の執筆が滞り、彼が急遽ピンチ・ヒッターとして連載小説を書かなければならないこととなって、この人物の申し入れを受け入れることになったと言われている。 人間関係のもつれから、東京を飛び出した裕福な家庭の青年が、半ば自殺してもいいという気持ちで鉱山で働くことになるが、診療所の健診で気管支炎と診断され、帳簿付けの仕事を手伝いながら約5か月間働いてから、東京に帰ることになるというストーリーである。 漱石が職業作家として書いた作品としては、「虞美人草」に次いで第二作目となる。

坑夫の評価

総合評価
4.674.67
(3件)
文章力
4.674.67
ストーリー
4.334.33
キャラクター
4.334.33
設定
4.504.50
演出
4.004.00

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