新潮社のおすすめ小説一覧
新潮社の人気小説から新作小説まで全2572作品を、人気の高い順に一覧表示しています。レビューン小説では、感想と評価をもとにおすすめの小説をご紹介しています。
侏儒の言葉
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
作家・芥川龍之介の晩年の創作上の苦悩を、赤裸々に吐露した、悲愴な人間社会への不信や、人生への絶望感が感じられる随想集「侏儒の言葉」
作家・芥川龍之介の作品は、常に意識的に作品の主題、構成、効果などをあらかじめ緻密に計算した上で、その明確に示された主題、緊密な構成、個性...
蒼路の旅人
- 感想数
- 2
- 読んだ人
- 2
チャグムの話第2弾
守り人シリーズとしては第6巻ですかね。チャグムの主人公の話としては第2弾です。今回チャグムは15歳になっています。話はタルシュ帝国の野望...
海
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
表現力の探検家、小川洋子
作品背景本作は2001年から2006年までに書かれた小川洋子の短編集だ。寄稿誌、時期も特に統一性は無く、テーマの一環もないので純粋かつニ...
晴天の迷いクジラ
- 感想数
- 2
- 読んだ人
- 2
かなり重いテーマです
健全な人にはダークかな?タイトルだけではストーリーがまったく想像できていなくて、まぁ適当に借りた本だったんですが、けっこう重いストーリー...
オイアウエ漂流記
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
私も言いたい「オイアウエ!」
冒頭から引き込まれるスタートダッシュのよさのんきな始まりから飛行機事故へと一転する展開なのだが、最初の1ページ目から目が離せない。荻原浩...
アカペラ
- 感想数
- 2
- 読んだ人
- 2
山本文緒『アカペラ』レビュー
ゴンタマとカニータこの小説の視点人物は二人いる。崩壊しかけの家庭で、大好きな祖父との二人暮らしをあっけらかんと満喫している中学三年生のタ...
ディスコ探偵水曜日
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
舞城読者による舞城王太郎作品の感想です
わたしは舞城王太郎ファン(いわゆる舞城読者)なので、この作品『ディスコ探偵水曜日』はかなり甘口評価しています。タイトルのディスコ探偵水曜日...
王国 その3
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
何度も思い出す名シーン
「王国」シリーズの3冊め。大分前に読んだので記憶が少々おぼろげなのだが、ずーっと印象に残って離れないシーンがある。主人公の女性が不動産屋...
悲しみよ こんにちは
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
時代を超えた“悲しみ”という名の孤独(本作にぴったりの一曲を添えてみた)
18歳という若さで、18歳という若さだからこその完成度私雨。わたくしあめ―地形の関係で、局所的に降る雨のこと、自分の周りにだけ降る雨のことを...
奇跡の人ヘレン・ケラー自伝
- 感想数
- 2
- 読んだ人
- 2
大事なことは成長を促す手助けをすることなんだろうなぁ
ヘレンとサリバン先生の関係が奇跡を生んだんですかね。ヘレンは本当にサリバン先生と出会えて良かったんですよね。映画も観たり、小学生の頃から...
陽炎の男
- 感想数
- 2
- 読んだ人
- 2
大治郎の独り立ちと三冬の淡い恋
池波正太郎の『剣客商売』シリーズの第3作目です。『剣客商売』は老齢の剣客、秋山小兵衛を中心に、息子の大治郎や、小兵衛を慕う女剣士の三冬た...
村上春樹,河合隼雄に会いにいく
- 感想数
- 2
- 読んだ人
- 2
注目の組み合わせの二人の対談。ちょっと時間が足りなかったかも…
日本の箱庭療法の権威、故・河合隼雄氏と村上春樹の対談集。「ねじまき鳥クロニクル」、「アンダーグラウンド」などを手がけた後の対談のため、春...
めくらやなぎと眠る女
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
好き嫌いが分かれる作品だと思う
村上春樹の短編集。文体が独特なので苦手な人も多いかもしれない。私も正直、言ってあまり好きではない。文体は気にならないが、キャラクターの行...
ドリアン・グレイの肖像
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
美と悪が中心にある怪奇小説
オスカー・ワイルドの耽美主義と怪奇小説が合わさったような小説です。美男子のドリアン・グレイが画家に肖像のモデルになるのですが、ドリアンが...
流しのしたの骨
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
よそのうちのなかをみるのはおもしろい。
宮坂家は両親・3姉妹・弟の6人家族。個々がちょっと変わっていますが、お互いが家族をとても思いやっています。家族の誰かがトラブったりしたら、...
しあわせのねだん
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
お金の使い方にまつわるエッセイです
著者が使った、お金にまつわるエッセイです。各章の最初に、品物と、その物の値段が書いてあり、その後、エッセイが書いてある…という具合です。...
堕落論
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
生きることと堕落すること
「人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるのだ」坂口安吾の人間に対するどこか優しい目と、戦争で死ななかった人たちへの思いやりを感じ...
7月24日通り
- 感想数
- 2
- 読んだ人
- 2
吉田修一らしい恋愛小説
地味な女性のリアルな恋愛この本を読んで一番に感じたのは、吉田修一は女性を描くのがうまいということだ。彼の作品で女性が主人公で尚且つその女...
黒祠の島
- 感想数
- 2
- 読んだ人
- 2
島って怖いな~
小野さんとても好きな作者の方ですが、ちょっと私には難しいので、いつも何となく読んでしまいます。この黒祠の島も最初はワクワクして読んでいた...
天国はまだ遠く
- 感想数
- 1
- 読んだ人
- 2
心が疲れた時、田舎暮らしは良いものだ
主人公の23歳の女性が、仕事や生活に疲れきって、自殺する事に決めた後のお話。特急で2時間とタクシーで30分の北の山奥に行って、そこにあっ...