悪人のあらすじ/作品解説

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悪人

4.604.60
文章力
4.60
ストーリー
4.40
キャラクター
4.50
設定
4.70
演出
4.40
感想数
5
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悪人の評価

総合評価
4.604.60
(5件)
文章力
4.604.60
ストーリー
4.404.40
キャラクター
4.504.50
設定
4.704.70
演出
4.404.40

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悪人の感想

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今、私たちが生きる日本のリアルを浮き彫りにし、単純な事実の中に複雑な人間の真実を見すえた 「悪人」

吉田修一は芥川賞を受賞した小説家だ。つまり、いわゆる純文学の作家であって、この小説「悪人」も、ジャンルとしてのミステリー小説ではないと思います。にもかかわらず、純文学と娯楽小説の境界を超えたところで、クライム小説として素晴らしい作品になっていると思います。作者の吉田修一自身にとっても、彼の最高傑作と呼ぶべき作品になっていると思います。事件は月並みな殺人事件である。福岡県と佐賀県の県境の峠で若い女性が殺される。この峠は、幽霊が出るという噂があるので、ホラー的な方向に進むかと思いきや、むしろ怪談じみた趣向によって、逆にこの殺人事件のありふれた安っぽさが強調されることになる。被害者の女は保険外交員で、出会い系サイトで複数の男とデートを重ね、売春まがいの行為も抵抗なく行なっていた。何という月並み、何という安っぽさだろう。だが、吉田修一はその月並みを見事に描き上げる。この絵に描いたような安っぽさ...この感想を読む

5.05.0
  • 驟雨驟雨
  • 25view
  • 948文字

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悪人の登場キャラクター

石橋佳男

悪人の名言

あんた、大切な人がおるね? その人の幸せな様子を思うだけで、自分まで嬉しくなってくるような人たい。

石橋佳男

娘を殺された石橋が、事件を笑い話にしている若者に言った言葉

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