プラチナデータのあらすじ/作品解説

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プラチナデータ

4.004.00
文章力
4.08
ストーリー
3.92
キャラクター
3.92
設定
3.58
演出
3.67
感想数
6
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26

プラチナデータのあらすじ・作品解説

プラチナデータは東野圭吾によるミステリー小説である。単行本は幻冬舎から、文庫本は幻冬舎文庫から発売されている。 舞台は冤罪率0%を目指す近未来の日本。任意ではあるが国民のDNA情報が登録され犯罪があった際にはその情報から犯人を突き止めるという方法で警察の検挙率は100%を誇っていた。このシステムは犯罪者本人がDNA登録していなくても親族が登録していれば検索が可能という画期的なものであったが、犯人を特定できない未解決事件も存在していた。ある日女性が殺害される事件が連続して発生し、彼女たちの体内には犯人の体液が残されていた。DNA検索システムで犯人はすぐに検挙されるように思われたが結果は該当なしを意味する「Not Found」。そしてこのシステムを開発した兄妹が殺害される。警視庁特殊捜査機関の天才科学者神楽龍平とそれを追う刑事浅間玲司が事件の真相に迫る。 この小説は2013年に公開され、神楽役を二宮和也(嵐)、浅間役を演じた。

プラチナデータの評価

総合評価
4.004.00
(6件)
文章力
4.084.08
ストーリー
3.923.92
キャラクター
3.923.92
設定
3.583.58
演出
3.673.67

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プラチナデータの感想

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序盤のスピーディーな展開が見事な、東野圭吾の「プラチナデータ」

警察の通常の捜査に対して、新たな捜査方法が提示された。それは、DNAを特殊なプログラムにより解析し、犯人像を予想し、さらには犯人に近い血縁のものを特定するというもの。このプログラムにより、犯人のDNAを示すことができるものが現場に落ちていれば即、犯人を捕まえることができるようになった。これにより警察の捜査は大きく変わることになったのだが--------。このシステムをあざ笑うかのように、DNAから犯人像を特定できないという事例が現れることになる。システムに欠陥があるのか? 詳しく調べていこうとすると、そのシステムの開発者が殺害されることになり--------。読んでいる途中で、東野圭吾の作品というよりは、大沢在昌の作品を読んでいるような感じになった。基本的には警察機構の話と言えないこともないのだが、なんとなくスパイ小説のように感じられないこともない。これは東野圭吾の作品としては普通の出来栄えで、よくできていること...この感想を読む

3.03.0
  • dreamerdreamer
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  • 921文字

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