サウスバウンドのあらすじ/作品解説

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サウスバウンド

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サウスバウンドの評価

総合評価
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文章力
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サウスバウンドの感想

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子どもが色々なことを経験し成長していくストーリー

すべての登場人物が好きすぎる主人公の二郎は小学校5年生。元革命家の父親が一郎で息子が二郎。そのネーミングセンスも世間からずれた感じを見事に醸し出している。比較的常識派だと思っていた母親さえも元革命家だったことの衝撃を受けるような、このような両親に育てられたとは思えないくらいの普通の小学生だ。そんな小学生が父親に翻弄されながらも、色々なことを経験しどんどん成長していくストーリーを奥田英朗が圧倒的な表現力で描ききっている。上下巻あるけれど一気に読みきってしまう作品だ。主人公が様々なことを経験し成長していく過程を描いた小説をビルドゥングスロマンと言うらしい。最後につく“ロマン”という言葉からフランス語かと思いきや、意外にもドイツ語だというこの言葉はこの本の表紙裏に書かれていて初めて知った。そしてこの言葉がこれほどぴったりくる物語もそうはないのでは思うくらいの作品だと思う。個人的には小学生が成...この感想を読む

5.05.0
  • miyayokomiyayoko
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世の中にはな、最後まで抵抗することで徐々に変わっていくことがあるんだ。

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翌日ホテル開発業者と1人で闘うことを子どもたちに説得する場面。

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