嵐のピクニックの評価
嵐のピクニックの感想
駆け抜ける言葉達を使った短編集13編
第7回大江健三郎賞を受賞したり、筒井康隆が褒めていたりと、話題性のある、短編集らしいです。13編収録されており、まさに、嵐の中のピクニックのような、駆け抜ける言葉達で埋め尽くされています。ほとんどが、突き抜けた妄想で描かれていて、私は付いていけず…比較的わかりやすく書かれている、「アウトサイド」「マゴッチギャオの夜、いつも通り」「Q&A」の3編だけ、なんとなく好きだなあと思えました。(理解できたような気がします)「人間袋とじ」は、それはもはや、しもやけじゃなく、「凍傷」だよ!!と登場人物に言いたくてたまらなかったです。イマジネーション力の差が、この本の好き嫌いを分けると思います…私にはかなり足りないみたいです…残念。ハマる人は、きっととても好きだと思います、この本。