若き天才詐欺師、ディカプリオとトム・ハンクスの豪華共演が魅力的!
レオナルドディカプリオが演じるのは、わずか17歳で世界中を騒がした天才詐欺師、フランク・アバグネイル・ジュニア。そしてトム・ハンクスが演じるのは彼を捕まえるために奮闘する警察官、カールです。
フランクの父親は元は優秀な経営者で、彼も父親を崇拝していました。
母と父はとても仲がリビングで仲良くダンスをする2人を見ながら、自分もいつかこんな家族を作れたらと憧れていました。
そんな幸せな日々を送っていた彼ですが、父親の会社の経営が傾き、銀行からの融資を断られた事で彼の家族の生活はがらりと変わってしまします。車も家も売り払い、彼らは大きな一軒家から小さなアパートへ移ります。
そんな生活に我慢ができなかった母親は父親の友人と浮気をし、それがきっかけで離婚をします。
父か、母かどちらを選択しなければならなくなったフランクは、その辛い状況に耐え切れず家を飛び出します。
そして、ホテルで出会った飛行機のパイロットを観て、社会では立派な仕事の「制服」を着ていれば、誰もが自分を疑わずに尊敬をしてくれる事を知ります。
彼は学生の取材だと偽り、航空会社にアポを取り、パイロットについて調べあげます。
パイロットの制服を手に入れ、小切手を偽造し、彼は世界中を飛び回るリッチな生活を手に入れます。
その後も彼は医者、弁護士などになりすまし、次々と犯罪を重ね、大金を手に入れていきます。
警察は彼をいつもギリギリのところで逮捕できないのですが、彼がクリスマスイヴに、いつも電話を掛けてくるのです。
家族や恋人もなく、寂しい子供のように。
それがきっかけで彼は21歳のとき、フランスで逮捕されます。
その後、その罪の重さから未成年の情状酌量は認められず、12年の刑期を言い渡されます。
カールは定期的に彼を訪ね、自分の追っている小切手詐欺の手伝いをしないかと持ちかけます。
フランクは最初は抵抗していたものの、カールの優しさに気づき、ともに働き数々の犯罪を解決させます。
その後も天才詐欺師はアドバイザーとして活躍し、偽造しにくい特殊な小切手を開発。
刑期を終えた彼は結婚し、子供は3人、幸せな日々を過ごしたそうです。
「天才的」でかつ「大胆」、イケメンのディカプリオが繰り広げる詐欺物語はとてもテンポが良く、明るい映画でした。
最後にカールとフランクが本当の親子のような仲になるのも、素敵でした。
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