ヴィレッジのあらすじ・作品解説
ヴィレッジは、2005年第77回アカデミー賞にて作曲賞にノミネートされた、M・ナイト・シャマラン監督・脚本のミステリー映画である。 製作:サム・マーサー/スコット・ルーディン/M・ナイト・シャラマン、音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワードが担当している。 アメリカにて2004年7月30日、日本にて2004年9月11日に公開された。 舞台は1897年の米ペンシルバニアにある小さな村。外の世界から完全に孤立している村で、村人たちは家族のような強い絆で結ばれている。村の周りには森があるのだが、恐ろしい存在がいるために、村人が森に入ることは滅多にない。そんなある日、皮を剥がれた動物の死骸が村で発見され、村人の誰かが森に侵入したのではないかと疑惑が出てきてしまい…。 アイヴィー・ウォーカー:ブライス・ダラス・ハワード、ルシアス・ハント:ホアキン・フェニックス、ノア・パーシー:エイドリアン・ブロディが配役されている。
ヴィレッジの評価
ヴィレッジの感想
良くできたファンタジー。
シックス・センスで有名なM.ナイト・シャマラン監督の作品。主人公のアイヴィーは目が見えない少女。彼女は隔絶された平和な村で暮らしていた。村の外に行くには、深い森を越えなければならないが、そこには魔物が棲んでいると言われていた・・・ファンタジーのようなホラーのような不思議な雰囲気の作品ですが、とても面白かったです!冒頭から謎めいたシーンがたくさんあるのですが、全てを観終わったあとにこれが全て繋がって、こういう意味があったのかとすっきり。都市伝説的なオカルト要素もありますが、色彩の美しい映像のおかげであまり気持ち悪さは感じません。良くまとまった作品だと思います。わたしはシックスセンスより好きです。
閉ざされた世界にいると何が本当で嘘なのか分からなくなる
森に囲まれたある村、この村には掟があり、「周りの森には入ってはいけない」というものがあった。みんな森に住む“怪物”を恐れ掟を守り平穏に暮らしていたが、ある少年の死をきっかけに村ではどんどん異変が起こり始める。そんな中、主人公のアイヴィーは自分の恋人が刺されたため、その薬を買うために村を出ることを決意。アイヴィーは目があまり見えていなかったが森を抜けて目にした舗装道路に驚いた。この森の中の村は現代社会に適合しない人たちが集まり作った村であり、怪物なども存在せず勝手に作り上げたものだということに気づいた。そして“怪物”と呼ばれていたものが最後に出てくるのですが、「そうなのか!」とビックリな結果でした。この映画観ていると、ここまでではないが、こういったその土地ならではの決まり事などがあるところは多いはず。決して映画の世界だけのことではないと思いました。
シャマランの着眼点が面白い
3回観ました。1、2回目は眠くなって断念。3回目みたらなぜか結構面白かった笑ホラーではなく、ファンタジーに近いのかも。かなり酷評されてる映画ですが、シャマラン作品全体からすればいいのかな笑ストーリーとしては、かなり好き。あの世界観はいい。最初は中世くらいの頃の話とばかり思っていましたが、実は現代の中にある閉鎖的な村の話という。実はこの村は私利私欲とは無縁の楽園を欲して、先代が築いた村。村の平和を守る(外界との接触を避ける)ために、森に棲む怪物の話を浸透させてたんですね。でも診療所的なのがないんじゃ楽園とは言えないよね。もしくは薬ぐらいは外界から用意しようよ。てかシャマランがまた出演してる笑『シックスセンス』、『アンブレイカブル』、『サイン』、『ヴィレッジ』、『レディ・イン・ザ・ウォーター』、『ハプニング』とほぼ出演してるのでみんなチェックね!本作ではラスト、事務所内のメディシンボックス...この感想を読む