神様のボートのあらすじ/作品解説

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神様のボート

4.134.13
文章力
4.13
ストーリー
3.75
キャラクター
4.25
設定
3.88
演出
4.13
感想数
4
読んだ人
5

神様のボートのあらすじ・作品解説

神様のボートは、小説新潮にて、1998年1月号から1999年3月号まで連載された、江國香織による小説である。 この作品は、親の反対を押しのけるように年上男性と結婚をした主人公である野島葉子が、ダブル不倫をし、その男性との間に生まれた娘である草子との長い年月を綴った物語である。葉子が骨ごと解けるような恋をした不倫相手であり、草子の父親でもある沢木哲哉が、葉子の前から立ち去る前に残した「葉子が何処にいても必ず見つけ出す」という言葉による約束を頑なに信じ続ける母親と、そんな母親とともに住まいを転々としながら生き、成長していく娘との日々が、家族や愛など様々な視点とともに展開されるストーリーとなっている。 第十三回山本周五郎賞の候補作品に選ばれるなど高い評価を得ているほか、2013年3月には、NHKのBSプレミアムにて、主役の野島葉子を宮沢りえが、葉子が想い続ける沢木役を藤木直人が演じ、ドラマ化もされている。

神様のボートの評価

総合評価
4.134.13
(4件)
文章力
4.134.13
ストーリー
3.753.75
キャラクター
4.254.25
設定
3.883.88
演出
4.134.13

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神様のボートの感想

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作品は最高、でもあとがきはちょっと・・・

ラストの解釈?そこは個々でやってください本作について語られるとき、一般読者サイトでは必ずと言っていいほどラストで葉子がどうなったのか、という点にフォーカスが置かれる。「あのひと」に会えたのか、会えなかったのか、生きているのか死んでいるのか。読んだ人間は当然考えるだろうが、クイズでもないし、結論を出すべきなら作者も書いているはずで、書かれていないという事はどうでもいいことなのだ、と私は思う。書き手側、江國香織にとってはあのシーンでこの作品は終わっているのだ。語るべきはそこではない、と私は思う。今回私が語りたいのは「あとがき」についてだ。新潮社の文庫では物語終了直後に作者のあとがきがついている。このあとがきの「狂気の物語」とか「私の書いたもののうち、いちばん危険な小説」とかの表現がまた長年の論争を呼んでいる。この解釈自体も私はどうでもいいと思っている。言いたいのは、この結末を放置するタイプ...この感想を読む

4.04.0
  • ゆっきーmk-2ゆっきーmk-2
  • 644view
  • 2264文字
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神様のボートの登場キャラクター

野島葉子

桃井先生

神様のボートの名言

一度出会ったら、人は人をうしなわない。たとえばあのひとと一緒にいることはできなくても、あのひとがここにいたらと想像することはできる。

野島葉子

ひたすらに恋人(草子の父)を待つ葉子の言葉。

人間とちがって、音楽は確かだ。つねにそこにあるんだからね。鍵盤に触れるだけでいい。いつでも現れる。望む者の元に、ただちに。

桃井先生

主人公が過去を思い出している、回想シーン

すぎたことは絶対変わらないもの。いつもそこにあるのよ。すぎたことだけが、確実に私たちのものなんだと思うわ。

野島葉子

娘が引っ越しを嫌がり泣いた時に彼女に言った言葉

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