いつか記憶からこぼれおちるとしてものあらすじ/作品解説

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いつか記憶からこぼれおちるとしても

3.003.00
文章力
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ストーリー
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キャラクター
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設定
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演出
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いつか記憶からこぼれおちるとしてもの評価

総合評価
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文章力
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ストーリー
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キャラクター
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設定
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演出
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いつか記憶からこぼれおちるとしてもの感想

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女子高生に戻ったような気持ちになります

指について品のある文体で、落ち着いて読むことができます。状況描写も的確ながら、うるさくなりすぎず、情感をたっぷりと残しています。本作品は17歳の女の子達の視点から6編の短編を描いたものです。全編に渡って女子校の独特の雰囲気や、思春期の女の子しか持ち得ない、毒や無情感を感じます。友情について、家族について、中学生よりも達観していて、それでいて大人になりきれない部分を上手く描いていると思いました。「指」では学校での日常と、夫婦仲の良くない家庭での一こまが、交互に描かれます。そしてそこに入り込む、非日常。父母どちらにも顔色を伺う菊子は、もう家庭が破綻していて、元に戻らないことも薄々分かっています。それでも取り繕うように振る舞う、彼女の息の詰まるような気持ち。「指」の持ち主にすがってしまうような、どこにも行き場のない気持ち。それが思春期の鬱屈した気持ちそのものを表しているように感じました。「緑の猫...この感想を読む

3.03.0
  • naonao
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