名前探しの放課後のあらすじ/作品解説

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小説レビュー数 3,368件

名前探しの放課後

3.753.75
文章力
4.25
ストーリー
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キャラクター
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設定
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演出
3.75
感想数
2
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名前探しの放課後のあらすじ・作品解説

名前探しの放課後は、辻村深月の小説である。 富士見高校に通う高校1年生の依田いつか。依田が最初に感じた違和感は、撤去されたはずの看板が有ることだ…依田は、自分が過去に戻されてしまったのではないかと動揺する。依田の予想通り、3ヶ月前の世界に戻されてしまっていた。そんな中思い出した一つの記憶…高校のクラスメートの坂崎あすなに、同級生が自殺するが、誰なのか思い出せないと相談をした。そして、どうにか元の世界で自殺してしまった生徒を救いたいと、坂崎あすなと共に誰かを探しはじめる…。 講談社ノベルズから刊行されており、2008年第29回吉川英治文学新人賞候補に選ばれた。 辻村深月は1980年2月29日生まれの山梨県笛吹市出身、ミステリ・推理小説のジャンルで活躍。2004年「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞し作家としてデビューした。2011年「ツナグ」にて第32回吉川英治文学新人賞を受賞した。

名前探しの放課後の評価

総合評価
3.753.75
(2件)
文章力
4.254.25
ストーリー
3.753.75
キャラクター
4.254.25
設定
3.753.75
演出
3.753.75

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名前探しの放課後の感想

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高校生たちの青春群像劇

反則で負けたような気分うん、辻村深月はすごい作家だと思う。この作品が素晴らしいというわけではなくて、きっと書くことを楽しんでいるのだろう。私は辻村深月のファンというわけではないのだが、強くすすめてくれる人があって、何冊か読んでみた。読む順序があったりして難しいらしい。コレの次はコレなんだよとまで指示される。と、いうわけで順序を守った上でのこの『名前探しの放課後』なのである。私は本を読む時は、減点方式。それって楽しいの?とよく聞かれるのだが、性分なので仕方がない。特にミステリーを読む時は伏線を見逃さないように、気を配っている。作家との勝負を受けて立っているようなつもりで読む。だから、この物語を読み始めて「同じ学校の子が自殺するのだけど、それが誰だかわからない」という書き手に都合の良さそうな、謎を投げかけられた時に「その同級生は依田いつか」本人ではないかと予想していた。散々大騒ぎして「え?...この感想を読む

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