シュガーな俺のあらすじ/作品解説

納得いかないラスト

自伝的な小説ということで、平山瑞穂さんご自身の体験がもとになっているんだろうなぁと随所で思わせられる物語だった。タイトルのネーミングセンスいいな。分かりやすい、ちょっとばかりくだらない感じ。でもインパクト。糖尿病にかかった主人公が悪戦苦闘するお話。主人公が、とても人間くさい。失敗するし、なかなか自制利かないし。それほど病気との闘いは大変という話なのかもしれないとはいえ。それでもそこらへんが、なんだかうやむやで、心を入れかえる、なんてこともなく最後までいってしまったようで、スッキリしないんだよなー。つまり、根本的な解決がなく終わった気がする。このままだったらまた同じようなこと起きるんじゃないだろうか。