ソーシャル・ネットワークのあらすじ・作品解説
ソーシャル・ネットワークは、2010年のソニー・ピクチャーズエンタテインメントにより作成された映画である。監督は、名作『ベンジャミン・バトン数奇な人生』のデヴィット・フィンチャーである。 世界最大のSNSサイト、Facebookの創始者「マーク・ザッカーバーグ」の半生を描いたこの作品は、第83回アカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネート・第68回ゴールデングローブ賞においては、最優秀作品賞を始めとした4部門で受賞するなど、高い評価を得ている。 マーク・ザッカーバーグがハーバード大学の一室から始めたFacebookは、ハーバード大学の学生だけでなく、全国から絶大な人気を得ていた。そのきっかけには、彼女との別れや、彼を取り巻く若者たちのドラマチックな生き様が隠されていたのである。 原作は、ベン・メズリックが著した、ノンフィクション作品『Facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』である。
ソーシャル・ネットワークの評価
ソーシャル・ネットワークの感想
善悪を越えて痛快な感覚をもたらす
現代のありように最も大きな影響を与えた人物のひとりを描く子供が時々、学校の図書室から本を借りて帰って来ます。歴史上の人物のいわゆる「偉人まんが」にはまっている彼が、今度はどんな戦国武将やら、ある いは科学者なんかの本を借りて来たのかと思って見てみると、表紙に「スティーブ・ジョブズ」と書いてあるのを見て、私は少なからず驚いてしまいました。まだ亡くなって間もない、そして彼 が為して来たことの意味を総括するには、まだしばらくの時間を要すると思われる、更に色々といわくのある人物である(まあそれは多くの偉人と呼ばれる人々 に当てはまることなのですが)、そんなまだ生々しい存在であるジョブズという人を子供向け「偉人」のカテゴリにこうも早々と入れてしまっているのだな、と いう驚きです。私たちを取り巻くいわゆる「グローバル化」された環境は、その極まり方のスピードに人間の体が追いついて行けないという様相を呈し...この感想を読む
KYですが何か?
大手SNS、facebookの創設者にして現CEO、マーク・ザッカーバーグ氏に取材した人間ドラマ。アスペルガー症候群のボーダーラインではないかとされるザッカーバーグは無神経な言動で周囲の反感を買うが、恐らく「それでも人とつながりたい」という渇望からかfacebookをプログラミングする。それは巨大な企業に成長するが、権利問題での衝突やもっとも近しい親友の離反など、孤独はさらに深まる。親友からの訴訟中「友達だったからだ」と言う彼は真情を吐露しているようで痛々しく、ラストでふられた元カノのプロフィールを眺める様は一抹の悲しさを湛えている。KYの俺としてはこのKYの極地にいるような男の物語は共感なしには見れない。それは悲しみだけでなく希望をも与えてくれる。
フェイスブックの実話
今では日本でも誰もが使うようになったフェイスブックの成立の物語を、「エイリアン2」、「セブン」、「ファイトクラブ」、「パニックルーム」などで知られるデビット・フィンチャー監督が映画化しました。マーク・ザッカーバーグがハーバード大学在学中に人の企画をパクってフェイスブックを始め、様々な人がやってきては去っていくという人間模様、新しいことを始めるベンチャービジネスの光と影のような物を描いていきます。今では世界中で使われているフェイスブックが、ハーバード大学のただのソーシャルサービスだったのがすごい勢いで世界に広がっていく、ネットワークの面白さなども描かれています。
ソーシャル・ネットワークに関連するタグ
ソーシャル・ネットワークを観た人はこんな映画も観ています
- 俳優
- マルコム・マクドウェル、他
- 俳優
- ヒース・レジャー、他
- 俳優
- アーノルド・シュワルツェネッガー、他
- 俳優
- トム・ハンクス、他
- 俳優
- ジャック・ニコルソン、他
- 監督
- スタンリー・キューブリック、他
- 前へ
- 次へ