テスのあらすじ/作品解説

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映画レビュー数 5,784件

テスの評価

総合評価
4.004.00
(1件)
映像
4.004.00
脚本
4.004.00
キャスト
4.004.00
音楽
4.004.00
演出
4.504.50

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テスの感想

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豊饒のイメージに古典の品格を根幹として、知性と情念の昇華に透明な香気がたちこめる 「テス」

ロマン・ポランスキー監督の「テス」を観終えて、いま私はその豊饒な作品世界に魅入られ、言葉もない。この深い思いをどう表現したらいいのだろうか。優れた映像世界の前には、言葉も文章も及ばないことを痛感してしまう。イギリスの文豪トマス・ハーディ原作の「ダーバヴィル家のテス」は、19世紀の自然主義文学の代表作の一つとはいえ、現代の感覚からすると、なにやら仰々しく理屈っぽく、ひたすらの生真面目さに、時に辟易もします。だが、その原作を、まさしく深く読みとったロマン・ポランスキー監督の「テス」は、豊饒のイメージに、古典の品格を根幹として、けれど20世紀の知性と情念の昇華に、透明な香気がたちこめるのです。見事であり、また鮮烈でもあるのです。緑はるかなウェセックス地方。その自然の風景、四季の移ろい。南部の肥沃と北部の荒涼に、働く野の人々の命が脈打ちながら、悠久の大地は人の世の流転の哀れを奏でます。そして、何よ...この感想を読む

4.04.0
  • dreamerdreamer
  • 121view
  • 1749文字
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テスの登場キャラクター

アレグザンダー・ダーバヴィル

エンジェル・クレア

ダービフィールド夫人

テスの名言

美しさは代償を伴う

アレグザンダー・ダーバヴィル

ダーバヴィル家を訪ねたテスは息子のアレックに招き入れられ、食事をごちそうされ、庭のバラを切って与えられる。テスの服にバラを付けようとしたアレックを、バラのとげを理由に断ろうとするが、アレックはこう言って強引に付けてしまう。

誰の人生にも浮き沈みはあるわ

ダービフィールド夫人

テスの一家は裕福ではなかった。が、ある日、実は良家の家系だとわかり、両親はテスにその親族の家を訪ねさせ、援助を求めに行かせようとする。母親がテスを説得しようとするセリフ。

君は、どの女性よりも美しいんだぞ。その美しさが褪せる前に、世界に見せつけろ。

アレグザンダー・ダーバヴィル

とうとうダーバヴィル家から出ていく決心をしたテス。しかし、すぐにアレックに見つかってしまう。だが、アレックは家まで送ってくれると言った。テスの家近くまで来たときのアレックのセリフ。

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