ドラゴンハートのあらすじ・作品解説
1996年に公開されたロブ・コ-エン監督(他に・ワイルドスピ-ド・ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝・トリプルXなど)作品によるアメリカ映画。中世ヨ-ロッパを舞台に騎士とドラゴンが力を合わせて、悪政を敷く王と戦うヒ-ロ-ファンタジ-である。CGIでつくられたドラゴンと人間が同一画面上に自然に収まっている。主演は『ワイアット・ア-プ』のデニス・クエイドで、ドラゴンの声は『理由』のショ-ン・コネリ-が務めている。10世紀のヨ-ロッパに暴君として君臨していた、フライン王の圧政に耐えかねた民衆が反乱を起こし鎮圧に動いたフライン王は殺され、息子のアイノン王子も民衆のリ-ダ-の娘カ-ラに心臓を突かれ重傷を負ってしまう。アイノンの母アイリン女王は彼の剣術指南役のボ-エンと共にドラゴンのいる洞窟へ向かい、アイノンを助けてほしいと懇願するのである。ドラゴンは『圧政を止め慈悲深い心を持つこと』という誓約をアイノンに結ばせ、自身の心臓を半分与えるのだが…。
ドラゴンハートの評価
ドラゴンハートの感想
暴君アイノン王と心優しいドラゴンのドレイコ
共謀して詐欺を行うドレイコとボーエンドラゴンスレイヤーたちの手で最後の一匹となったドラゴン(ボーエンによってドレイコと名前を付けられます)は、以前はアイノン王子の指導係となっていたボーエンに命を狙われます。しかしドレイコの「後のドラゴンが死んでしまっては、金貨を稼ぐことができなくなるぞ」という現実から手を組むことになります。ドレイコに村を襲わせ、ボーエンが金貨をくれればドラゴンを倒してやると持ち掛けるのです。ボーエンの放った矢を見事にキャッチし矢が当たったように演技をするドレイコ、1頭と1人はうまく村人たちをだまし金貨を稼いでいきます。元ドラゴンスレイヤーとドラゴンが共謀して人間に詐欺を働くのです。これ以上滑稽なことはないでしょう。聖人のギルバートのことも忘れてはいけません。カーラがボーエンたちの詐欺を村の人に訴えた時(村の人は結局信じていなかったみたいですが)ギルバートが、「彼は正真...この感想を読む