ハンコックのあらすじ・作品解説
2008年に公開されたアメリカのSFヒーロー・アクション映画。不死身で最強だが、世をすねたヒーローハンコックが、本当の運命を知り改心するまでを描く。監督は「キングダム/見えざる敵」「プライド 栄光への絆」のピーター・バーグで、総興行収入31億円の大ヒットとなった。 ロサンゼルス在住の不死身の超人、だが横柄でアル中のヒーローハンコックは、事件を解決しては嫌われていた。人を救えば街を破壊、車を救えば大渋滞、その上キレやすいので、どこへ行ってもブーイングの嵐、げんなりしてはまたグレる悪循環の繰り返し。そんな彼が、踏切内で立ち往生していた宣伝マンレイを救ったことから、正義のヒーローとしてイメージ・アップを図ることに…。 ハンコックを「アイ・アム・レジェンド」「メン・イン・ブラック」のウィル・スミス、レイを「キングダム/見えざる敵」「消されたヘッドライン」のジェイソン・ベイトマン、レイの妻メアリーを「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「スノー・ホワイト」のシャーリーズ・セロンが演じている。
ハンコックの評価
ハンコックの感想
つじつまが微妙に合ってない気がするがカッコいい
ハンコックはいつからこうなのかハンコックは不死身の体。どんなミサイルも彼の前では無力そのもの。誰も彼を止められない。そんな強靭な肉体と、空をも飛べる力を持つハンコック。当時この映画を見たときは相当なお気に入りだった。ただのヒーローなんかより親近感があるし、カッコよさがあったからね。確かに、犯罪者をとっつかまえるために道路なり店なり、器物損壊が激しいのがハンコックの悪いところだった。酒を飲みながらゆらゆら飛んで、犯罪者を捕まえてあげるハンコック。犯罪を行う者にとっては脅威だったし、もちろんその際の被害を被るほうにとっても脅威だったから、ハンコックは厄介者扱いされていた。誰かと楽しい夜の営みに乗じてみても、体から飛び出るものによって危うく相手を殺してしまうような…誰とも交わりを持てずに孤独に生きている彼が、ちょっとかわいそうで、やさぐれても仕方ないんじゃないだろうかと考えてしまったね。いっ...この感想を読む
kiokuto
人間味あふれるヒーローのお話
かっよくも切ないヒーロー強靭な肉体と不死身なヒーローのハンコック。でもその心は常に孤独でした。ただ強いだけかと思ったらじつはそうじゃなくて、時代によって様々な呼ばれ方をした神に選ばれた人という設定。3000年は生きているそうだから、自分だけそのままで周囲が変わっていくのはすごく切ないだろうなって思います。そんな彼を救ったのはレイの存在でした。ずっと一人だった彼にレイは人との接し方やヒーローらしさを教え友達になります。ハンコックのいいところは肉体はとても強いのですが、精神的な部分はむしろ普通の人より脆いところにあると思うんですよ。全て完璧でないのがすごく良い。誰かに認められたいって気持ちは誰の心にもあるものだと思うので、すごく共感できると思うし身近に感じました。でもこの先どうしてもレイやレイの息子のアーロンの方が先に寿命がきてしまします。そうならないように適度にメアリーのそばにこれからいるこ...この感想を読む
ころな
ハンコックは心優しいスーパーヒーロー
クズよばわりされるスーパーヒーロー普段はアルコール中毒で酔っ払いのハンコック、正義感が強いのかどうなのか、困っている人がいるとどこからともなく助けに行きます。しかし、その助け方には大変な問題が・・・。道路を壊し、建物を壊し、車を壊しと甚大な被害がありせっかく助けても市民からは非難の嵐です。しかもだれかれかまわず「クズ」と言われるとキレて何をしでかすかわからない始末、これだけクズよばわりされるヒーローも珍しいものです。事件を解決するたびに破壊行為を起こしているため、市からは損害賠償請求までされていますが、ハンコックは一度も出頭をしたことがありません。本人としては物を壊してしまうのは人助けをしようと思ったら仕方のないことであり、それなのに損害賠償請求だのなんだのと迷惑な話なのでしょう。力を誇示したような動きですが、それは孤独ゆえに人から評価されたいという願望からきているようです。しかし、結...この感想を読む
kilyouka
