幸福の黄色いハンカチのあらすじ/作品解説

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幸福の黄色いハンカチ

4.304.30
映像
4.20
脚本
4.50
キャスト
4.40
音楽
4.00
演出
4.20
感想数
5
観た人
5

幸福の黄色いハンカチのあらすじ・作品解説

幸福の黄色いハンカチは、1977年に公開された高倉健主演の日本映画史上に残る名作である。監督は『男はつらいよ』シリーズ、『たそがれ清兵衛』など数多くのヒット作を生み出した名匠・山田洋次。 公開されるや大ヒットを記録し、日本アカデミー賞の主要部門で最優秀賞を独占、さらにはブルーリボン賞、キネマ旬報賞など、その年の多くの映画賞を総なめにし、高い評価を受ける。 この作品は、網走刑務所から出所したばかりの中年男(高倉健)が、偶然出会った若い男女(武田鉄也・桃井かおり)とともに、妻(倍賞千恵子)のもとへ向かうまでを描いたロードムービーである。秘められた過去を持つ中年男が、失っていた自信と愛を取戻していくまでを、北海道の美しい自然とともに追っている。愚直で不器用な男の生き様、夫婦の愛情、人を愛し愛される喜びが描かれ、心に沁みる感動作との呼び声が高い。名優たちが織り成す圧巻の演技が胸を打つ、不朽のラブストーリーとも言われている。

幸福の黄色いハンカチの評価

総合評価
4.304.30
(5件)
映像
4.204.20
脚本
4.504.50
キャスト
4.404.40
音楽
4.004.00
演出
4.204.20

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幸福の黄色いハンカチの感想

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風景と人物のカットバックという古典的手法を使い、ひとりの中年男と若い男女がそれぞれの愛を獲得するまでを描いたロード・ムービーの佳作 「幸福の黄色いハンカチ」

「幸福の黄色いハンカチ」は、実に巧みな語り口によって、ごく単純なストーリーを、気持ちよく一気に見せられ、爽やかな感動を味わえるロード・ムービーの佳作だ。ひとりの若者が、北海道の原野を女の子とドライブしたいという夢を実現させるために、東京からフェリーで釧路へ行く。この若者を演じるのは武田鉄矢。彼にとって、この映画は初出演だが、オッチョコチョイだが悪気のない青年を実に達者に演じている。出色のコメディアンぶりで、彼のなりふりかまわぬ楽しい安っぽさによって、湿りがちなこのストーリーが、どれくらい明るくなっているか分からない。この青年が、網走駅前で引っ掛けたのが、桃井かおりの演じるひとり旅の女の子。職場で面白くないことがあって、むしゃくしゃして旅に出ている。そこで、もうひとり、高倉健の演じる島という中年男と出会い、三人で車の旅をすることになるのだ。青年はすぐにでも彼女をモノにしたい。彼女は島を盾...この感想を読む

4.54.5
  • dreamerdreamer
  • 158view
  • 2656文字
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