明日に向って撃て!のあらすじ・作品解説
明日に向って撃て!(Butch Cassidy and the Sundance Kid)は、1969年に公開されたアメリカの映画で、アメリカン・ニューシネマを代表する作品の1つとして知られている。監督ジョージ・ロイ・ヒル、脚本ウィリアム・ゴールドマン、主演をポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが務めた。配給は20世紀フォックス。 19世紀の西部開拓直後のアメリカで列車強盗と銀行強盗を繰り返した実在の人物、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの2人組をモデルに、ならず者達の逃避行と人生を描いた青春西部劇ムービー。 第42回アカデミー賞で撮影賞、脚本賞、作曲賞、主題歌賞の4つの賞を獲得した他、第24回英国アカデミー賞作品賞、第27回ゴールデングローブ賞音楽賞を受賞するなど、輝かしい受賞歴を持つ人気作品である。日本では1970年に劇場公開され、その後VHS、DVD、Blu-rayでソフト化もされた。
明日に向って撃て!の評価
明日に向って撃て!の感想
人間をその日常的な手触りからまるごと捉え、自然にユーモラスに二人のアウトローへの愛をこめて描いた 「明日に向って撃て!」
このジョージ・ロイ・ヒル監督の西部劇の傑作「明日に向って撃て!」の原題は、「ブッチ・キャシディとザ・サンダンス・キッド」。19世紀の終わり頃から20世紀の初めにかけて、開拓途上の西部を荒らし回った二人組のアウトロー、ブッチとサンダンスの物語です。でも、この映画は、従来のありきたりの西部劇のように、悪が法や正義の下に従えられてゆく姿を描くのでもなければ、ハードボイルド的に力を礼讃するのでもなく、またマカロニ・ウエスタンのように残酷趣味に浸るのでもありません。列車強盗や銀行強盗を繰り返し、追われ追われて故郷も安住の地もなく、遠くボリビアまで逃れて、やはりそこでも銀行強盗をしながら、今度はオーストラリアに行くことを夢見ながら、銃弾でハチの巣のようになって死んでゆく-------。そのようにしか生きられなかった彼らを、夢もあれば悲しみもある生身の人間として、自然に、ある時はユーモラスにとらえています。それ...この感想を読む
西部時代が終わり、新しい時代劇なニューシネマです。
西部時代が終わり新しい時代劇なニューシネマです。2人の男が強盗してのし上がっていく物語で主人公のロバートはフロンティアスピリットのあるガンの名人でしたが。相棒がまた悪いやつで、うまい話を持ってきます。この作品は、何度も観ていますが、後半部分はかなり見どころが満載です。しっかり最後は感動のファイナルにはなりません。感動する人もいるでしょうが、そこまでハッピーではないです。彼らの生き様は見ていて共感出来ます。腐った世の中からのしあがり、現実をリアルにいきていくような土臭い感じです。それなので、この時代のアメリカを代表する傑作なのではないでしょうか。かなりオススメ出来ます。
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