エクソシストのあらすじ/作品解説

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エクソシストのあらすじ・作品解説

エクソシストは、1973年に公開されたアメリカのホラー映画である。悪魔に取り憑かれた少女を助けるべく、悪魔祓いの儀式をする神父の戦いと苦悩を描いた作品で、ホラー映画の代表的な作品である。 監督はウィリアム・フリードキン、主演の少女をリンダ・ブレアが演じている。原作は、ウィリアム・ピーター・ブラッティの同名小説で、このウィリアム・ピーター・ブラッティは脚色も担当し、この作品でオスカーを受賞している。 映画のストーリーはもちろん、映像や演出などが非常にショッキングな映画として話題になり、後に2、3と、後続作品も作られた。また、2000年には、公開25周年を記念したディレクターズカット版も公開された。 このディレクターズカット版には、初回公開の映画ではカットされたシーンなども入れられている。特に、悪魔に取り憑かれた少女リーガンがブリッジした姿勢のまま階段を降りるシーンは、初回公開時にショッキングすぎるとしてカットされたが、ディレクターズカット版で公開されると、大変な話題を呼んだ。

エクソシストの評価

総合評価
4.604.60
(5件)
映像
4.604.60
脚本
4.604.60
キャスト
4.604.60
音楽
4.504.50
演出
4.604.60

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エクソシストの感想

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現代において失われてしまった悔恨と贖罪の念を描く、映画史に残る傑作「エクソシスト」

この映画「エクソシスト」の製作、原作、脚色は、ウィリアム・ピーター・ブラッティで、彼は、それまでにも「暗闇でドッキリ」とか「地上最大の脱出作戦」等、数多くのコメディ映画の脚本を書いていますが、コメディと違ってこの「エクソシスト」が、果たして成功するのかどうか、全くわからなかったと彼は語っています。彼の両親は、シリアとレバノンの生まれで、映画の冒頭に出てくる中東の廃墟の場面は、彼の出生とアメリカ情報局勤務当時の、その地での記憶と深く関わりがあると言われていますが、映画の本筋からは少しそれた感じを受けました。それより、むしろ、この映画の実質的な、本当の意味での主役ともいえる、ギリシャ移民の子であるカラス神父(ジェーソン・ミラー)の、アメリカ社会から疎外されたような孤独な姿の中に、ウィリアム・ピーター・ブラッティの生い立ち、人間像、系譜といったものが生かされているような気がします。この映画が、...この感想を読む

5.05.0
  • dreamerdreamer
  • 102view
  • 2055文字
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ホラー映画の傑作【エクソシスト】

ホラー映画の傑作といえばこの作品が一番だと思います。公開当時【サブリミナル効果】がアメリカで流行していて、この映画にもいくつかのシーンに使用されていたのは有名ですね。ポスターの写真はマグリットの絵画からインスパイアされたと言われていますが、これもまた芸術性を高めていて素晴らしいと感じました。この映画は「母親と子の愛」を表現したかったのではないかと、淀川長治さんがむかし日曜洋画劇場でコメントされていたのを思い出しました。私もなるほどと思いました。リーガンとカラス神父の二人それぞれの母親との関係が描かれていましたが、それがこの映画の重要なところなのでしょうね。この映画が公開された1970年代アメリカでは離婚率が上昇し、子供たちにも少なからずいろいろな問題があったと聞きました。悪魔祓いなどの恐ろしいシーンもありましたが、最後にはリーガンは以前の子供らしい表情に戻り、穏やかな結末をむかえほっとさせ...この感想を読む

5.05.0
  • ありすありす
  • 121view
  • 515文字

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エクソシストの登場キャラクター

リーガン・マクニール

よみがな:りーがん・まくにーる ニックネーム:リーガン 年齢(作品時):12歳 性別:女 国籍:アメリカ 住まい:ジョージタウン 性格:おとなしい 物語上での目的:悪魔にとりつかれる 母親の名前:クリス・マクニール 家族構成:母子家庭

ランカスター・メリン神父

エクソシストの名言

我々を絶望させるためだ

ランカスター・メリン神父

何故純粋な少女に悪魔が取り憑いて苦しめるのか、カラス神父の問いに対するメリン神父の答え

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