ダイ・ハードのあらすじ・作品解説
ダイ・ハードは1988年公開のアクション映画で原作はロデリック・ソープの「Nothing Lasts Forever]で邦題は映画と同一名である。 ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーンは別居中の妻ホリーに会うため彼女が勤めているナカトミプラザに向かっていた。ナカトミプラザではクリスマスパーティーが行わており、ホリーと再会したマクレーンだったが突然、ハンス・グル―バー率いる13人のテロリスト集団がナカトミプラザを占拠し社員全員を人質に取った。マクレーンは別の部屋にいたため難を逃れ、無線でロサンゼルス市警に通報するがナカトミプラザを訪れたのはアル・パウエル巡査部長ただ一人だった。たった一人ではテロリスト集団に対応できないためあえてアルに向かって銃を乱射する。そのおかげでアルはロス市警に応援を要請するがマクレーンの存在をハンスは気づいてしまう。マクレーンは一人ずつテロリストを制圧していくがこの事件を報道するテレビ中継でホリーがマクレーンの妻であることがハンスに知られてしまう。
ダイ・ハードの評価
ダイ・ハードの感想
最も第九の似合う男
クリスマスといえばもちろんこの男。死なない男、その名もジョンマクレーン!まあレビューといっても、知らない人なんてほとんどいないだろう名作ですから、あれこれストーリー解説したってしょうがないからしませんが、主人公マクレーンの魅力って、一体どこにあると思いますか?しぶとい意外に突出した長所もないハゲたおっさんが、どうしてこんなにカッコイイのか。だって基本的に戦い方はキレがないし、いっつもひぃひぃ言ってるし、弱音は吐くし愚痴はこぼすしそもそも口が悪いし性格も横暴だし、なぜなのか?なんてかね、そういう人間臭さが魅力的だったりするのかもしれないのかな。また演じてるブルースウィリスが、魅力的な人物という事も大きいですが、みっともなくても泥臭くても、最後は必ず助けてくれる頼りになる親父。もしかすると、理想の父親像をそこに見ているのかもしれないなあ。この感想を読む
巻き込まれようが気の毒
もうシリーズ化されて定番の作品ですが、本当にマクレーン刑事が気の毒になってしまいます。たまたまタイミングの悪い時に・悪いところにいてしまったという感じですね。場所が限られていて、あちらこちらに移動するわけではないのに、ハラハラドキドキの展開あり、ちょっとほっとする場面ありとうまくできていると思います。孤軍奮闘するマクレーン刑事を外からサポートする普通警官という設定もお決まりになっていますが、この作品の警官もいい味だしています。結局、現場を知らない上司に振り回されるのって、普通の一番下っ端の人間なんですよね。現実的にはたった一人でテロリスト集団相手に事件処理なんてできるわけはないですけれど、ブルース・ウィリスの泣き言をいいながら頑張る様子に笑いながら応援したくなる面白い映画です。
ブルース・ウィリスは死なない
ブルース・ウィリスはいかにして、この絶体絶命の大ピンチを生き延びるのか、それだけに集中してみたい映画です。他の登場人物が何人死のうが殺されようが、ブルース・ウィリスだけは絶対に死なないというところがポイントです。吹き替え版のイメージのせいか、言葉づかいも荒いし、一見頭の悪そうなブルース・ウィリスですが、頭脳戦にも機敏に対応できているところが、彼の生存率を高めていると思います。トランシーバーでしか通信手段がないところなど、時代は感じますが、何度見ても面白い、時代を超えた名作だと思います。ブルース・ウィリスと連呼してしまいましたが、役名はジョン・マクレーン刑事です。
ダイ・ハードの登場キャラクター
ジョン・マクレーン
生年月日:1955年5月23日 性格:自警主義であり、職を失ってでも権力と戦う意思を持つ。 特徴:頻繁に口汚くジョークを言い、自身が事件に巻き込まれる事をぼやいているが、なかなか死なない(=die hard)警察官として描かれ、生きる為の様々な知恵で逆境を乗りこえる。大きな事件に巻き込まれてしまう事が多く、世...