影武者のあらすじ/作品解説

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影武者

4.004.00
映像
4.00
脚本
3.50
キャスト
3.50
音楽
4.00
演出
4.00
感想数
1
観た人
1

影武者の評価

総合評価
4.004.00
(1件)
映像
4.004.00
脚本
3.503.50
キャスト
3.503.50
音楽
4.004.00
演出
4.004.00

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影武者の感想

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権力に対する皮肉を優れて絵画的な映像美で、全ては夢と幻想であるというモチーフで描いた黒澤明監督の力作「影武者」

1980年度第33回カンヌ国際映画祭で、この映画「影武者」は「オール・ザット・ジャズ」(ボブ・フォッシー監督)と共に、グランプリを獲得した作品です。 当時の海外での評価は異常に高く、本物(存在)と影(外見)という西洋哲学的な主題を、"東洋的な虚無感"と"古典的な様式美"、そして"凝結した躍動美"で映像化する事に成功したと絶賛されました。 また、"輝くばかりのオペラ"、"死の美学"、"映画的勇壮"とも評され、フランスのル・モンド紙は、「映画を見終わった後、全ては夢と幻想であるという作者の声が聞こえてくる」と最大限の賛辞を贈っています。 特に画家を志したという黒澤明監督の、壮麗で豪華な絵画を思わせる絵巻物のような、全編を通しての美しい映像には圧倒されます。いずれにしても、当時の製作費として14億5,000万円、撮影日数292日、3時間に及ぶこの黒澤作品は、やはり映画史的にも価値のある力作だと思います。 そこには、「羅生門」「七人...この感想を読む

4.04.0
  • dreamerdreamer
  • 78view
  • 1541文字
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