良い映画は何年たっても良いです
名前は知っていても世代も違うしそれほど興味もなかったオードリーですが、、この作品を見て彼女が好きになりました。 作品中で見せる彼女の若く新鮮で爽やかな笑顔が実にかわいらしく、毎日続く仕事に疲れて大使館を抜け出す純粋な王女役を、可憐に演じています。王女として義務を果たしている時の感情を押し殺した彼女と、街を歩きながら自然な感情を素直に出している時の彼女の対比によって、彼女が初めて体験する庶民の生活を心から楽しんでいる姿がはっきりと描き出されています。 ローマの観光名所のシーンが続くことで、こちらもローマ観光を楽しんでいるように思わせる演出がとても良いです。わずか一日という限られた時間ながら、たくさんの忘れられない経験をすることが出来た王女の心境が、オードリーの表情と名所のシーンによってよく表されています。 そしてグレゴリーとオードリーの短いながら真実の心の通い合いがまた純粋で心に染み入ります。だから最後の場面で、立場の違いによって出来るどうしようもないやるせなさと寂しさが余韻となって心に残りました。
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