リバティ・バランスを射った男のあらすじ・作品解説
リバティ・バランスを射った男(原題:The Man Who Shot Liberty Valance)は1962年年に公開されたアメリカの西部劇映画。 監督は「アパッチ砦」のジョン・フォード。 西部劇映画としてはとても評価が高く、KINE NOTEでは78点、Yahoo!映画でも星5点につき4.55点という結果となっている。 脚本(ジェームズ・ワーナー・ベラと共同)と製作を兼任でウィリス・ゴールドべックが担当している。 主演はフォード監督作品常連であるジョン・ウェイン。 また、これまで貸数々の映画で悪役を演じていたリー・マーヴィンが人気俳優に仲間入りとなった作品としても知られている。 共演は「ロープ」「フィラデルフィア物語」のジェームズ・スチュアート、「捜索者」のヴェラ・マイルズ、エドモンド・オブライエンなどらがいる。 この作品は上院議員の老紳士と夫人が若き頃に世話になったトムという男の葬式に参列した際、新聞記者に自身が若い頃にトムに助けてもらった話を回想していくという内容である。
リバティ・バランスを射った男の評価
リバティ・バランスを射った男の感想
西部劇の挽歌をつづる名作
無法者リバティ・バランスを射った男としてランス(ジェームズ・スチュワート)は政治家として名を挙げて、上院議員にも選ばれた。しかし実際には物陰からバランスを撃ったのはランスの友人・トム(ジョン・ウェイン)だったという、西部劇神話ともいうべきストーリーを、ジョン・フォード監督は見事なタッチでみせてくれる映画です。西部劇の挽歌ともいうべきかもしれません。無法者たちがいたアメリカもランスが活躍するようなアメリカに変化してゆき、西部劇の中で語られるようなガンマンもインディアンの襲撃もなくなってゆき・・・。というこの西部への郷愁ともとれるテーマが繰り返し映画の中で語られてゆきます。まさにジョン・フォード監督の名作の一本です。
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