本当に死の恐怖を感じた時に命の大事さが分かる。生きたいか?
ノーマン・スタンスフィールド
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レオン/完全版は、1994年の、フランスとアメリカによる合作映画で、フランスの映画プロデユーサーであり、脚本家でもあるリュック・ベッソンにとってのハリウッドデビュー作品「レオン」の通常版の未公開シーン22分を加えた、ディレクターズカット版である。 この作品は、アメリカのニューヨークを舞台に、ジャン・レノが演じる殺し屋レオンと、ナタリー・ポートマンが演じる12歳の少女マチルダの出会いから始まる。そして、その後、家族を殺された恨みにより復讐を心に決めるマチルダと、彼女を守る中で、固く閉ざしていた心を開いていくレオンとの間に生まれる純粋な愛情、そして、麻薬密売組織の凶暴な世界とが絡み合いながらストーリーは展開していく。 通常版として上映された映画は世界的大ヒット作品となり、全世界での興行収入は、4500万ドル以上にも及んでいる。また、通常版、ディレクターズカット版、両作品とあわせて、出演者であるジャン・レノやナタリー・ポートマンも、この作品での演技が高く評価され、広く名を広めている。
この作品はジャン=レノ、ナタリー・ポートマン、そしてゲイリー・オールドマンという三人の役者を一気に表舞台に押し上げたすごい作品だと思う。情報を検索してみれば、やれレオンとマチルダの関係はどうだの、と無粋なお愉しみに明け暮れる面も見えてくるが、作品そのものは「ニキータ」から続く、ハードボイルドな仕上がりで、むしろ作品に追随するファンの思い入れみたいなものにより、どんどん祭り上げられていってしまった感がある。ゲイリー・オールドマンのイカレ具合やレオンとマチルダの関係性など、大衆的な側に表現をひっぱっていったリュック・ベッソンの試み(かどうか怪しい気もするが)が時代に結びついたのだろう。そしてこの後、派生作品が大量に作られ続けていくことになった。そういう意味で、後生において蹂躙しつくされた作品という気もしないでもない。
悲しい結末だけれど、レオンはマチルダのおかげで人間らしい感情を取り戻せたのだと思う。二人の日常の些細なやり取りや遊びが、見終わった後やけに鮮明に思い出されて、やるせない切なさを感じた。マチルダは幼いながらも、生きるということを自分なりに学び、これからも強く生きてくれるだろうと思わせてくれた。この映画でジャン・レノとナタリー・ポートマンが大好きになった。そして忘れちゃいけない、ゲイリー・オールドマンの奇人っぷり満載の演技。エア・フォース・ワンでもゲイリーは奇人の犯人役だったが、ホントにいい演技をする悪役だと思います。アクション映画でもあり、ヒューマンドラマでもあり、時間のある時にじっくり見るのにおすすめな作品です。
好き嫌いが別れる作品です。ナタリー・ポートマンの映画デビュー作なのですが、12才であの演技はびっくりしました。あまりにも大人っぽすぎます。初めてみた時に、年下だと知って衝撃だったことを覚えています。殺し屋と少女の、愛と死と復讐のストーリ。愛のために生き愛のために死ぬと言っても過言ではないくらい、たくさんの愛が詰まってます。アクションシーンも凄いです。ジャンレノのガンアクションシーンが、本当にかっこいい。ちょっとクールすぎる気もしますが。でも、そこがいいのかも。ラストが、すこし想像と違って、もう少しだけHappyに終わってほしかったです。
ノーマン・スタンスフィールド
マチルダがレオンに頼らずに1人でスタンフィールドを殺しに行くが、逆に追い詰められる。その時にマチルダに対して言った事