フリークスも人間もの評価
フリークスも人間もの感想
セピア色の退廃的な映画
白黒ではなくセピア色の映画。ロシアの2つの富豪の家族が、SM写真を撮影し売りさばく男に食い物にされ、家族が崩壊していく様を淡々と写しています。こうして書くと、何かとてもエグイ映画のように聞こえますが、そこをセピア色の画面が、どこか芸術性を高め、高級な映画のようにしているから、見ていて不快感はありません。SMと言っても、日本の今どきのAVみたいなのでは全然ないので、安心して見られると言うと明らかに変ですが、そういう不快感はありませんでした、あくまでもアート性重視の映画です。シャム双生児が歌を歌うシーンなど、本当に美しい響きに心惹かれます。