ローマの休日の感想一覧
映画「ローマの休日」についての感想が9件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
王女と新聞記者のたった一日の恋------映画史に残る永遠のラブ・ストーリー「ローマの休日」
ウィリアム・ワイラー監督の「ローマの休日」が、日本で初めて公開されたのは、1954年のゴールデンウィーク直前でした。数か月語の週刊誌にこんな記事が掲載されました。「最初は2、3週間で切り上げるつもりが、フタを開けてみると、大変な騒ぎ。そして、街には、いま、この映画でデビューしたオードリー・ヘプバーンという若い女優のボーイッシュ・フェイスのイミテーションが、うようよ、あふれている」と。映画会社のプロではなく、ファンが、作品の素晴らしさを発見したのです。それから60年以上たっても「ローマの休日」と、この映画で初めて主役を演じたオードリー・ヘプバーンの人気は衰えることがありません。まさに、映画史に残る永遠のラブ・ストーリーです。その昔、若者たちが映画からファッションを学んでいた頃、映画を観に行くこと自体がファッションだった頃、「ローマの休日」という素敵な素敵な、素晴らしい珠玉の映画が生まれました。「...この感想を読む
いつまでも色あせない名作
いい映画はどんなに時間が経っても色褪せないことを証明してくれた名作。本当にいつ観てもアン王女のかわいらしさにため息をこぼしてしまう。歴史のあるローマの街並み、アン王女の清楚さとかわいらしさ、全ての恋愛の憧れが詰まっているところなど、本作の魅力を語ろうとしたらキリがない。特に好きなのはラストシーン。王女と新聞記者だけど、少し前までは心を許しあったただの人間ということを考えたり、楽しかった時間を思い出すと切なくて切なくて、でもそれを乗り越えているところがまたいい。きっと二人で逃げ出していたらこんな名作にならなかった。「休日」だったからこんなに心に残るのだと思う。
きれいですね
ロマンティックでちょっと切ないいい作品です。オードリー・ヘップバーンが本当にきれい。バレエを習っていたと聞いたことがありますが、本当に優雅で気品のある皇女の身のこなしが板についていると思います。世間知らずぶりも笑えます。物を買ったらお金を払わないといけないとか、基本中の基本を無視する人って少しでも後ろめたそうにするもんだと思うのですが、それを本人が何の疑いもなくやっているという設定がいかに庶民の暮らしを知らない王女様なのかということがわかって面白いです。あまりにも純粋な彼女に、最初はこっそり隠し撮りしてスクープとして大もうけしようと考えていた新聞記者とカメラマンが、その魅力にはまって儲け話を捨ててしまった気持ちがわかる気がします。最後の記者会見のやり取りも絶品です。
名作はいつまでたっても名作
オードリー・ヘップバーンがとある国の王女を、グレゴリー・ペックが彼女を追う新聞記者を演じた有名な恋愛映画です。最初はネタにするために追いかけていた新聞記者が本気で恋に落ちていく過程、髪を切ったり、ジェラートを食べたりといった当たり前のことに無邪気に喜ぶ王女の愛らしさ、トレビの泉やスペイン広場などローマの美しい街並み、そして、避けることのできない切ない別れ……どこを切り取っても女性の憧れがつまっている気がします。観る度に、「一度でいいから、こんな素敵な休暇を過ごしてみたい」と思ってしまいます。現代のラブコメほど派手な演出はありませんが、それでも十分幸せな気持ちになれる名作です。若い人にも、ぜひ観てほしいと思います。
王女様と一緒にローマ観光の気分
言わずと知れた、オードリー・ヘップバーン出演の超名作です。過密スケジュールが嫌になり逃走した王女と、偶然通り掛かり、王女と気付いた新聞記者の短い恋の物語。映画のどこから観ても、ローマの名立たる観光地が登場。ローマ市街地をヴェスパに2人乗りで走るシーンも歴史に残る名場面になっています。また「真実の口」に手を差し入れてのシーンは、グレゴリー・ペックによるアドリブだと言われています。アドリブがそのまま使われているシーンですが、とても有名で何かと目にすることが多いですね。ローマの史跡や映画史に残る名場面が散りばめられていて、何度観ても飽きない映画だと思います。
とても美しい映画ですね。
美しい映画の一つですね。かなり映像が綺麗でクラシックです。いいですよねロマンチックな映画は内容は王女と新聞記者との切ない1日の恋を描いている。ローマの名所をかなり紹介していますので観光した方にはかなりおい勧めです。トレビの泉などかなりレアな場所が登場します。城を抜けだした王女は公園のベンチで寝てしまいます。そんな時に起こる彼女の恋愛ストーリーです。そこに通りかかったのが、アメリカ人新聞記者でこの記者とのかけおちストーリーですこの都で自由にいきたいと願う女王様の放浪ストーリーでもあり不慣れな世の中で彼女の生活になります。が主演のオードリーが素晴らしく美しいです。
良い映画は何年たっても良いです
名前は知っていても世代も違うしそれほど興味もなかったオードリーですが、、この作品を見て彼女が好きになりました。 作品中で見せる彼女の若く新鮮で爽やかな笑顔が実にかわいらしく、毎日続く仕事に疲れて大使館を抜け出す純粋な王女役を、可憐に演じています。王女として義務を果たしている時の感情を押し殺した彼女と、街を歩きながら自然な感情を素直に出している時の彼女の対比によって、彼女が初めて体験する庶民の生活を心から楽しんでいる姿がはっきりと描き出されています。ローマの観光名所のシーンが続くことで、こちらもローマ観光を楽しんでいるように思わせる演出がとても良いです。わずか一日という限られた時間ながら、たくさんの忘れられない経験をすることが出来た王女の心境が、オードリーの表情と名所のシーンによってよく表されています。 そしてグレゴリーとオードリーの短いながら真実の心の通い合いがまた純粋で心に染み入りま...この感想を読む
美しい
何だかんだオードリーは素敵です今まで魅力に気がつきませんでした周りの人々も含めて一挙一動が面白かったですうん。ストーリーで見せるというよりも何故かラストシーンはグッと来てしまいましたけどねちょっと自分が情けない全体的にピンと来なかった私でさえ外人の顔をあまり覚えることができない私でさえオードリーは美しいと思えたのですから彼女は特別だったということだと思いました。やはり彼女の存在あってこの作品は永遠の命を得たのだと確信しています。数十年に一人の魅力的な素晴らしい女優ではないでしょうか。アメリカの映画らしい無邪気な作品として、そのまま楽しむのがいいのかもしれない。
不朽の名作
オードリー・ヘップバーンの魅力がこれでもかと詰まった作品。天真爛漫な役柄が、オードリーのルックスにぴったりハマってる。基本的にハッピーエンド以外は嫌いなのですが、この作品の終わり方、とても素敵でした。束の間の現実逃避、1人の女の子として生活し、恋もして…。そしてあのラスト。切ないけど素敵。ローマの街並みがとても素敵で、有名な観光名所もたくさん見られます。真実の口のシーンはオードリーの焦った姿がこれまた可愛くて、何度見ても微笑んでしまいます。モノクロ映画は何となく敬遠していたのですが、モノクロにはモノクロの良さがありますね。見たことない人にはぜひ一度見ていただきたいです。