ローマの休日の感想/考察/ネタバレ

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ローマの休日の感想一覧

映画「ローマの休日」についての感想が9件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

王女と新聞記者のたった一日の恋------映画史に残る永遠のラブ・ストーリー「ローマの休日」

ウィリアム・ワイラー監督の「ローマの休日」が、日本で初めて公開されたのは、1954年のゴールデンウィーク直前でした。数か月語の週刊誌にこんな記事が掲載されました。「最初は2、3週間で切り上げるつもりが、フタを開けてみると、大変な騒ぎ。そして、街には、いま、この映画でデビューしたオードリー・ヘプバーンという若い女優のボーイッシュ・フェイスのイミテーションが、うようよ、あふれている」と。映画会社のプロではなく、ファンが、作品の素晴らしさを発見したのです。それから60年以上たっても「ローマの休日」と、この映画で初めて主役を演じたオードリー・ヘプバーンの人気は衰えることがありません。まさに、映画史に残る永遠のラブ・ストーリーです。その昔、若者たちが映画からファッションを学んでいた頃、映画を観に行くこと自体がファッションだった頃、「ローマの休日」という素敵な素敵な、素晴らしい珠玉の映画が生まれました。「...この感想を読む

5.05.0
  • dreamerdreamer
  • 194view
  • 2438文字

良い映画は何年たっても良いです

名前は知っていても世代も違うしそれほど興味もなかったオードリーですが、、この作品を見て彼女が好きになりました。 作品中で見せる彼女の若く新鮮で爽やかな笑顔が実にかわいらしく、毎日続く仕事に疲れて大使館を抜け出す純粋な王女役を、可憐に演じています。王女として義務を果たしている時の感情を押し殺した彼女と、街を歩きながら自然な感情を素直に出している時の彼女の対比によって、彼女が初めて体験する庶民の生活を心から楽しんでいる姿がはっきりと描き出されています。ローマの観光名所のシーンが続くことで、こちらもローマ観光を楽しんでいるように思わせる演出がとても良いです。わずか一日という限られた時間ながら、たくさんの忘れられない経験をすることが出来た王女の心境が、オードリーの表情と名所のシーンによってよく表されています。 そしてグレゴリーとオードリーの短いながら真実の心の通い合いがまた純粋で心に染み入りま...この感想を読む

4.54.5
  • 黝璽黝璽
  • 90view
  • 454文字

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