ビフォア・サンセットのあらすじ・作品解説
ビフォア・サンセットは、2005年に公開されたアメリカ映画で、1995年に公開された「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」の続編である。監督は、「ビフォア・サンライズ」「スクール・オブ・ロック」「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイター。脚本は、リチャード・リンクレイター、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー。出演者は、イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、ヴァーノン・ドブチェフ、マリー・ピレ。 9年前、アメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌは長距離列車で出会って意気投合し、再会を約束して別れたが会えないままに月日は流れた。作家になったジェシーは、フランスの書店でインタビューを受ける仕事をしている時に、思いがけずセリーヌと再会する。再会を喜び合った二人は、ジェシーの飛行機搭乗の時間まで語り合うのだった。二人の会話の掛け合いを軸に展開していく作品である。 アカデミー賞にて脚本賞にノミネートされ、前作を上回るヒットとなった。
ビフォア・サンセットの評価
ビフォア・サンセットの感想
9年ぶりの再会を描いた9年ぶりの続編
再会この映画はビフォアサンライズの続編で、ジェシー役のイーサンホークとセリーン役のジュリーデルピーが9年後にパリで再会するという設定になっている。ビフォアサンライズの9年後にビフォアサンセットが公開されていて、実際に再会するまでの期間を同じにすることでリアリティを一層深めている。ビフォアサンライズは何回観たかわからないぐらいハマったので、その続編が出るとわかったときの興奮はすごかった。最初のシーンは、パリの書店でジェシーが小説のインタビューを受けているところから始まる。ウィーンでのセリーンとの出会いをもとにした小説を出版した前提となっていて、最初に画面に映されたジェシーの顔はビフォアサンライズの時のあどけなさはなくなり、皺が深く少し険しさのある大人の表情となっていて、リアルに9年という月日の長さが表情に表れていた。そのインタビューをセリーンが横から見ているという設定だった。実際にジェシ...この感想を読む
君を見つけるために本を書いた
9年たって突然の再会前作ではまだ子供っぽさの残る学生のジェシーが、すっかり30代の大人になっています。そして前作の出来事について小説を書き、作家として世界を回っています。すっかり成功したのですね。あの衝撃的な出会いと一夜から9年、ということですが、本当に9年たってからの続編なので、当然役者も9年分の年をとり、観客も9年分年をとっています。それは本当に長い年月です。書店でプロモーションイベントを開いているジェシーが、本当に自然とふと横を見たときにそこにいるのがセリーヌです。この長い間、連絡先も知らず、再会も果たせず、思いだけが残っていて小説に書くしかなかったセリーヌです。どれだけ心臓がギュッとなったことでしょうか。そのあと2人は、ジェシーの飛行機が出る夕刻までパリを散策することにします。お互いへの激しい感情感情といっても、いきなり好きだの嫌いだのをぶつけ合うのではなく、前作同様、2人でず...この感想を読む
地味ながら壮大な恋愛映画
続編が出るなんて予想してなかった前作「恋人までの距離」から9年後に公開された本作。描かれるのは9年後のふたり。映画の中で流れる時間と、実際の上映時間がほぼ同じなのもこの映画の特徴である「自然さ」を演出するのに一役かっている。続編が出ると聞いてひっくりかえった。というか、出なくていいとすら思っていた。ふたりは再会できるのかな、できたらいいな、でもやっぱりできないのがいいのかも・・・どっちにしてもわからなとこがいいななんて思っていたミーハーな私。再会できていたのならまあそれはそれでいい、もうネタバレしてるんだから他のところで楽しませてちょうだいよ、とちょっと前のめりでテレビに向かった。1年後、ふたりは再会できていなかったことが判明見る前から、もう半分くらいは見たようなものだな、なんて思っていた。続編が出たということはふたりは再会できたということ。あまのじゃくな私は再会できてもできなくても気に入...この感想を読む
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