小鳥ちゃんが可愛いです!
寒い日の朝、突然ぼくの部屋にやってきた小鳥ちゃん(白文鳥らしい)と、僕とその彼女の日常のお話。1時間もあれば読めてしまいます。挿絵がなかなか味があっていいです。 この物語には、固有名詞はありません。そして「ぼく」は、「小鳥ちゃん」と会話ができます。なぜだろう?どうも、この小鳥ちゃんだけではなく、以前この部屋に住みついた事のある小鳥ちゃん(雀)とも会話できていたらしい。。ので、これは僕の能力なのだろう。 魅力的な小鳥ちゃんのちょっとしたわがままに振り回されているぼく、と、そんな小鳥ちゃんにも親切に接する彼女。。に、小鳥ちゃんは少しだけ嫉妬しているようにも見えます。写真立てを倒したりとか。 いつも一緒に居る、「彼女未満」の存在である「小鳥ちゃん」と、人間の「彼女」との狭間で揺れ動いている、「ぼく」の心情が面白かったです。でもこれって、ペットを溺愛する恋人を持つ人には、「彼女」の心は理解できるものかもしれないですね。
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