四畳半神話大系のあらすじ/作品解説

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小説レビュー数 3,368件

四畳半神話大系

4.134.13
文章力
4.75
ストーリー
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キャラクター
4.63
設定
3.63
演出
3.75
感想数
4
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四畳半神話大系のあらすじ・作品解説

四畳半神話大系は2005年に太田出版より刊行された森見登美彦による小説である。2008年には韓国語版が図書出版ビチェから、2009年には繁体中国語版が時報文化から、2010年には簡体中国語版が上海人民出版社から刊行された。 この作品は京都を舞台にしていて、冴えない大学3回生である私が1回生のときに選んだサークルによって自分の大学生活をいかに変えていったのかを描く並行世界の物語である。それぞれ独立した4つの話で構成されていて、各話の書き出しが統一されているなど並行世界であることを前提に描かれている。 2010年の4月からフジテレビ『ノイタミナ』枠でテレビアニメ化された。森見登美彦にとって初の映像化作品であり監督の湯浅政明にとっても初の小説作品のアニメ化となった。このアニメは2010年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞し、2011年には東京国際アニメフェア、第10回東京アニメアワードでも最優作品賞を受賞している。

四畳半神話大系の評価

総合評価
4.134.13
(4件)
文章力
4.754.75
ストーリー
4.384.38
キャラクター
4.634.63
設定
3.633.63
演出
3.753.75

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四畳半神話大系の感想

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四畳半神話大系の世界感!

この小説は読み始めてまず思ったのが読みやすい!テンポ良く話が進んでいて、気が付くと森見さんのワールドにどっぷりやられました。引き込まれるような独自の表現・擬音表現「桃色~」や「ぽぅん」等もその魅力の一つ。何せキャラクター達は超が付くほど各々個性に満ち満ちているんです。主人公の「私」は大学生。あぁ、学園ものなのね。ぐらいに捉えているとえらいギャップといいますか、あまりにもハチャメチャでインパクトを静かに受けます!物静かで陰鬱そうな「私」であり、「黒髪の乙女」に恋する不毛な学生であり、「ゴキブリキューブ」を扱う。あんなエキサイティング尚且つクレイジー、謎のポテンシャルをもつ大学生、他になかなか見ません(笑)そして、この作品は同著者の『夜は短し歩けよ乙女』にもチラリチラリ登場人物が出ています。歯科にお勤めの「羽貫さん」とかね、こちらも四畳半神話大系と同じく作品の舞台は京都とあり、実在する鴨川デ...この感想を読む

4.04.0
  • hamham
  • 141view
  • 691文字

感想をもっと見る(4件)

四畳半神話大系の登場キャラクター

樋口清太郎

よみがな:ひぐちせいたろう

四畳半神話大系の名言

今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはならない

樋口清太郎

主人公が自分を振り返り、あの時ああしていれば…という迷いを抜け出せずいる時に、人生の師匠としてかけた言葉

腰の据わっていない秀才よりも、腰の据わっている阿呆の方が、結局は人生を有意義に過ごすものだよ

樋口清太郎

主人公である私の師匠の樋口師匠が私に向かって言った言葉

可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々がもつ可能性ではなく、我々がもつ不可能性である

樋口清太郎

主人公が自分にはまだ可能性にあふれかえっていると思っているときに支障が放った言葉

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