四畳半神話大系の評価
四畳半神話大系についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が4件掲載中です。
各項目の評価分布
四畳半神話大系の感想
四畳半神話大系の世界感!
この小説は読み始めてまず思ったのが読みやすい!テンポ良く話が進んでいて、気が付くと森見さんのワールドにどっぷりやられました。引き込まれるような独自の表現・擬音表現「桃色~」や「ぽぅん」等もその魅力の一つ。何せキャラクター達は超が付くほど各々個性に満ち満ちているんです。主人公の「私」は大学生。あぁ、学園ものなのね。ぐらいに捉えているとえらいギャップといいますか、あまりにもハチャメチャでインパクトを静かに受けます!物静かで陰鬱そうな「私」であり、「黒髪の乙女」に恋する不毛な学生であり、「ゴキブリキューブ」を扱う。あんなエキサイティング尚且つクレイジー、謎のポテンシャルをもつ大学生、他になかなか見ません(笑)そして、この作品は同著者の『夜は短し歩けよ乙女』にもチラリチラリ登場人物が出ています。歯科にお勤めの「羽貫さん」とかね、こちらも四畳半神話大系と同じく作品の舞台は京都とあり、実在する鴨川デ...この感想を読む