ロードムービーのあらすじ/作品解説

理解が深まる小説レビューサイト

小説レビュー数 3,368件

ロードムービー

4.254.25
文章力
4.50
ストーリー
4.00
キャラクター
4.00
設定
4.50
演出
4.25
感想数
2
読んだ人
2

ロードムービーのあらすじ・作品解説

この小説は辻村深月によって書かれたもので、講談社から刊行されている。これはメフィスト賞を受賞した辻村深月の初の短編集で、デビュー作「冷たい校舎の時は止まる」の登場人物を絡めた短編を3編収録している。2010年9月に講談社ノベルスから刊行されたと際に「トーキョー語り」と「街灯」が追加収録された。収録作品は「ロードムービー」(「esora」vol.5)、「道の先」(「esora」vol.5)、「雪の降る道」(「メフィスト」2005年1月号)、「トーキョー語り」(「メフィスト」2009年1月号)、「街灯」(書下ろし)である。 主な登場人物は、相澤東小学校5年生のトシ、ワタル、アカリ。「道の先」では、大手進学塾「明和学院」でバイトをしている大学生の俺、明和学園で先生いじめをしている中学3年生の大宮千晶。「トーキョー語り」では、さくら、水野篤志、遠山、久住薫子。「雪の降る道」では、ヒロ、みーちゃん(2人は幼馴染)。

ロードムービーの評価

総合評価
4.254.25
(2件)
文章力
4.504.50
ストーリー
4.004.00
キャラクター
4.004.00
設定
4.504.50
演出
4.254.25

評価分布をもっと見る

ロードムービーの感想

投稿する

きれいな風景が目に浮かぶ。

5つの短編集で、小学生・中学生・高校生っていう、学生をキャラとして書いている小説。まさに青春っていうか、いつか一回はそんな悩みや葛藤があったよなって思わせる。「ロードムービー」と「雪の降る道」はちょっとミステリーっぽくってわかりやすい感じで描かれているんで、読んでいて楽しい。特に「ロードムービー」は一番私は読んでいて、考えさせられたし、最後のサプライズがいいと思う。2度目に読むのがまた違う気分で読める。最初の「街頭」はすごく短いんだけど、なんか、ぐっとくるものがあった。あと、情景の表現が綺麗。妄想でしかないんだけど、文章通りに膨らませるときれいな情景しか浮かんで来ない。それもいい。余計、この本にのめり込めるひとつの要因かなと思う。何かちょっとつまずいたり、苦しくなった時にこの本を読むと、自分の学生時代を思い起こしたりして、また頑張れる気がする。この感想を読む

4.04.0
  • あるふぉんすあるふぉんす
  • 88view
  • 377文字

ロードムービーに関連するタグ

ロードムービーを読んだ人はこんな小説も読んでいます

ロードムービーが好きな人におすすめの小説

ページの先頭へ