きれいな風景が目に浮かぶ。
5つの短編集で、小学生・中学生・高校生っていう、学生をキャラとして書いている小説。 まさに青春っていうか、いつか一回はそんな悩みや葛藤があったよなって思わせる。 「ロードムービー」と「雪の降る道」はちょっとミステリーっぽくって わかりやすい感じで描かれているんで、読んでいて楽しい。 特に「ロードムービー」は一番私は読んでいて、考えさせられたし、最後のサプライズが いいと思う。 2度目に読むのがまた違う気分で読める。 最初の「街頭」はすごく短いんだけど、 なんか、ぐっとくるものがあった。 あと、情景の表現が綺麗。 妄想でしかないんだけど、文章通りに膨らませるときれいな情景しか浮かんで来ない。 それもいい。 余計、この本にのめり込めるひとつの要因かなと思う。 何かちょっとつまずいたり、苦しくなった時に この本を読むと、自分の学生時代を思い起こしたりして、 また頑張れる気がする。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)