青い鳥のあらすじ/作品解説

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青い鳥

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青い鳥のあらすじ・作品解説

青い鳥は、ベルギーの詩人・劇作家のモーリス・メーテルリンクが創作した童話劇である。6幕12場の演劇で、1908年にモスクワ芸術座において初演された。翌年には出版されて高い評価を受け、モーリス・メーテルリンクは1911年にノーベル文学賞を受賞した。 貧しいきこりの子どもであるチルチルとミチルの兄妹が、クリスマス・イブの夜に夢の中で仙女の訪問を受け、幸せの象徴である青色の鳥を探してくるように言われる。「思い出の国」「夜の宮殿」「未来の王国」などさまざまなところを探し回るが、どこにもいない。そして家に戻ってきた二人は、部屋の鳥かごの中にその青色の鳥を見つけるのだった、という物語である。幸せは身近な所に隠れているという主題は、今日でも多くの作品に影響を与えている。 発表後、世界中の国で演じられるようになり日本でも1920年には新劇協会によって初演された。日本語訳は1911年の島田元麿・東草水訳をはじめとして、堀口大學などさまざまな訳が各出版社から出されているほか、童話集などにも収録されることが多い。

青い鳥の評価

総合評価
5.005.00
(1件)
文章力
5.005.00
ストーリー
5.005.00
キャラクター
5.005.00
設定
4.504.50
演出
5.005.00

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青い鳥の感想

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こんな教師がいたら良い

吃音という病気を抱えた臨時教師が、生徒に寄り添う物語。オムニバス式。主人公の教師が、いわゆる「問題のある生徒」と関わるために臨時教師として中学校にやってくる。そして、その子供の心に入り込むことができると去ってゆく。言葉がうまく話せないからこそ、その教師が懸命に発した言葉は心に響く。「さみしい子のそばにいるために自分がいる」「ひとりぼっちにならないようにそばにいる」など、心の中で悲鳴をあげている子や人を傷付けている子に、ふっと寄り添う教師。押し付けがましさは全くない。だから子供の心にできたちょとした隙間に入り込むことができるのかもしれない。子供達がその後どうなったのかまでは描かれておらず、教師の言葉を受け入れたところで話が終わっているところがいい。歪んだ心がそう簡単に変わる訳はないと大人は誰でも知っている。しかし、その子が少しでも良い方向に変わってくれることを願って止まない。教師を目指す...この感想を読む

5.05.0
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