いなくなっても一生忘れられない友だちが、一人、いればいい
和泉恵美
きみの友だちの評価
きみの友だちの感想
「きみの友だち」を読んでも、本当の友達はみつからない
本当の友だちを見つける「きみの友だち」は直木賞作家である重松清氏の短編連作小説。ストーリーごとに主人公が変わることで、様々な心情に触れられる作品に仕上がっています。その土台とテーマが、題名にもある友達。子供から大人になるにつれて自我が芽生え、自分の違う人との付き合いにどう向き合っていけばいいのかを描き、誰もが通ってきた少年、少女時代を思い起こさせます。「友 達は何人いる？」その質問に何人と答えられるでしょうか？友達の人数が多ければ多いほど、人間として優秀、幸せ、充実していると勘違いしている人がほとん どの世の中です。現代のスマホや携帯が活躍している今では、その質問に、友達は20人、30人と答え自慢げに答えている風景を見た事があります。果たし て、友達が30人などありえるのでしょうか？そんな問いに、答えてくれたのが「きみの友だち」です。友だちは数が多ければ、いい訳ではない、長い時間を過ごせればいい...この感想を読む
mayurin
PICKUP
ホントの友だち
重松清さんの「きみの友だち」を読んで、ホントの友達とはどういう意味なのかしっかりとまなぶことができました。ホントの友達の意味は何でもわかり合える人のことを意味知ると思います。みなさんも「きみの友だち」を読んで自分にはホントの友だちがいるか確かめてみてください。もし、ホントの友だちがいなかったら作ってみるのもいいかもしれません。そして、その友だちがホントの友だちになるように色々なことを話してみてください。
なっち
きみの友だちの登場キャラクター
和泉恵美
きみの友だちの名言
友達ってどんなものなのかよく考えさせられる一言
わたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思うけど
和泉恵美
主人公、恵美の唯一の友だちがずっと学校を欠席しており、恵美はいつも一人ぼっちなのを見かけたクラスメイトが、｢友だちが休んでいて寂しいか？｣と聞き、それに対しえみが｢寂しくないよ、べつに｣と答え、冷たい奴だと罵られた後に発した言葉。友だちは依存するものではなく、むしろ傍に居ない時に相手を自然に想えるような相手が友達だと諭している。
わたしは『みんな』って嫌いだから。『みんな』が『みんな』でいるうちは、友だちじゃない、絶対に
和泉恵美
友人に対して恵美が言い放った一言 友人は一対一の関係であり、「みんな」ではないということ
