プロヴァンスの贈りもののあらすじ/作品解説

こういうのもいいですね

単純な私はリドリー・スコット監督にラッセル・クロウが主演と聞けば、アクション映画を期待してしまうのですが、これはフランスのプロヴァンス地方を舞台にした愉快でロマンチックな作品に仕上がっています。何回でも観たくなる部類の作品ですね。ラッセル・クロウは男っぽいイメージ、いわゆるハードアクションヒーロー系なイメージがありましたが、感情を忘れたようなビジネスマン役がピッタリです。ストーリーが進んでいくうちに昔の純真な少年だった頃の自分がよみがえってくるところがいいですね。秘書役として登場する女性も抜群です。敏腕のビジネスマンとして鳴らしているはずの上司を扱う様子は、まるで子供のお尻をたたいて塾に送り込む教育ママのようで笑えます。最後の結末にも満足、いい映画です。