悪の法則の評価
悪の法則の感想
世界の本質を描いた傑作サスペンス!
退屈に感じる前半部分にこそ注目一般的な評価の低い今作ですが、私は全力でこの映画を擁護させていただきます。この映画の感想として、「前半が退屈」「会話シーンがダラダラしすぎ」などの意見があると思いますが、前半部分の会話シーンにこそこの映画の重要なテーマが語られています。この映画のテーマは「全ては最初から警告されていた」ということです。この映画の原題は「The Counselor」。直訳すると弁護士で主人公のことを意味しているのですが、「counsel」で「忠告、助言する」という意味になります。つまりこの映画は、この世界を理解した気になっている「counselor(主人公)」に対して映画全体で「counsel(忠告する)」という映画なのです。2回以上鑑賞すれば、前半部分の会話シーンが全て後半の悲劇的な展開を警告していることがわかります。オープニングでの主人公と彼の恋人ローラとのベッドシーンの前から、バイクのモーター音で警告され...この感想を読む
カウンセラーの罪とマルキナの罪
見栄っ張り彼女に婚約指輪をあげるために、コカインの密輸に加担するわけですが、弁護士の仕事をしていればそれなりの収入がありそれに応じた指輪を買えるのに、そのことに満足できずに自分の能力以上のものをほしがってしまいます。もしや彼女が大きなダイアを欲しがっているのかと思いきや、プロポーズのシーンを見ると喜んではいますが、ダイアの大きさに驚いている様子から、彼女がねだったのではないことが伺えます。そうなると、彼女のためももちろんあるでしょうが、あのドラマチックなシーンのため、自分顕示欲のためにに大きなダイアモンドを買ったように思えます。彼女に甲斐性のある男だと思われたいのは言わずもがなで、それを着けて歩く彼女の周りから「あなたの彼ってすごいわね」と言われたい気持ちがすけて見えます。危機管理能力がないダイヤモンドのためにマフィアと手を組む時点でどうかしていますが、そうすることで死ぬかもしれないと...この感想を読む
豪華キャスト
なんといってもキャストが凄い!!その中でもキャメロンディアスの悪とエロスの部分が存分に出ているところにくぎ付けになった。他にもブラッドピット等、豪華キャストが出演しているにも関わらず、私と同姓であるキャメロンの魅力に惹かれた。この映画でのキャメロンはチャーリーズエンジェルの時とは全く別人であるかのキャラクターである。フェラーリとのSEXのシーンなどぶっ飛んでいる。一般的に考えてフェラーリとSEXするなんてばかばかしい話であり、想像すると笑ってしまいそうな行動である。フェラーリでSEXであればまだポルノでもありそうな気がするがフェラーリとなのだから印象に残らないわけがない。映画内でもこのシーンはある男の心に残るものとなっていた。映画全体で最も重要なシーンではないとは悪の法則の1つに該当するシーンの1つであると感じた。そして女性を虜にするブラッドピットは殺されてしまうのであるが殺され方が卑劣である。じ...この感想を読む