アメリカン・ギャングスターの評価
アメリカン・ギャングスターの感想
2大スター競演。手に汗握る、実話をもとにした骨太のドラマ!
2時間37分という長丁場にもかかわらず、飽きることなく観ることが出来た作品だった。実話ものが人気の理由構成はとても単純で、ドラッグビジネスで成長した新興マフィアとそれを追う麻薬捜査官の対決。そこにスパイスとして加わるのが、この話が「実話をもとにしたもの」であることと、監督の腕と脚本、そして役者だろう。もうハリウッドでは定番の実話もの。これは、いかにエンターテイメントとして元ネタを料理できるかが、監督や脚本にかかっている。むしろ、ここがしっかりしていないと、目も当てられない悲劇が起こってしまう。実話を扱うということは、とてもデリケートで責任が伴う。実話ものの多くが、大体100年以内に起こった事件やスキャンダルを扱ったものになっていて、関係者が生きていることがあるから、下手をすると訴えられてしまう。膨大な資料と事実の確認と裏付けは、何よりも重要だ。これは史劇の時代考証にも言えるだろう。嘘と誇張の...この感想を読む
この映画は俳優に尽きる
デンゼルワシントンがすごいこのアメリカンギャングスター、この映画の一番の見所が主人公フランクルーカスを演じるデンゼルワシントンに尽きると思います。もともと、この映画自体実話からなってる映画なのは有名な話だと思います。(エンドロールでも語られてます)まず、映画のスタートは彼(フランクルーカス)の幼少期から始まります。そこで、彼が憧れを持つ街のギャングのボス。そこに上り詰めるために、歳を重ね覚悟をまず持ちます。それは、一番、このシーンが好きな人多いと思いますが、同じ地域内で、対立するギャングのボスが街を歩いて来ます。その間、フランクルーカス演じるデンゼルワシントンとその家族(血の繋がりがある実の家族)が食事をしています。そして、彼自体は舐められては「ギャングの仕事は廃業だ」と自分の家族に向けて言い放ちます。まず、このシーンでデンゼルワシントの演技がとにかくシリアスで凄かった印象です。観てる...この感想を読む