ブリジット・ジョーンズの日記のあらすじ・作品解説
ブリジット・ジョーンズの日記は、1996年にイギリスの作家ヘレン・フィールディングが描いた同名の小説を2001年に映画化したものである。小説は、ブリティッシュ・ブック・アワードを受賞している。 主人公はレネー・ゼルウィガーが演じており、当初アメリカ人の彼女が、イギリス人の主人公を演じることに批判もあった。しかし、体重を大幅に増やしてブリジット役に挑み、その高い演技力が評価され第74回アカデミー主演女優賞にノミネートされた。 この作品は、主人公の独身女性ブリジットが自分の性格を直すために日記をつけ始め、上司との恋愛模様や、友情、仕事、新しい恋などを明るくポップに描いている映画である。日本では、喫煙、飲酒シーンが多いためR-15指定での公開となった。ポスターなどでも「ブリジットのライフスタイルを真似ると、貴方の健康を損なう恐れがあります」と注意喚起がされた。 興行収入は全世界で2憶8,000万ドルと大ヒットし、2004年には続編も映画化され、同じく大ヒットした。
ブリジット・ジョーンズの日記の評価
ブリジット・ジョーンズの日記の感想
マークが素敵なのです
ヘレン・フィールディングの大人気小説を映画化した作品です。この映画が好きかと言われると、正直なところそこまで好きではありませんが、ヒュー・グラントとコリン・ファースが共演という点だけで見る価値はありました。浮気癖があるけどセクシーで素敵な上司役のヒュー・グラントと、バツイチだけどとても素敵な弁護士役のコリン・ファース。ヒュー・グラントは何とも情けない感じで相変わらずだし、コリン・ファースは佇まいと言うか、そこにいるだけでも英国紳士然としていて、この人は好きになるよねと言いたくなります。スーツ姿もカッコいいし、マークを射止めたブリジットは幸せですね。
いろいろ共感できることがありそう
全世界の30代の働く女性なら、いろいろと共感できるところがありそうです。この映画ほど露骨でないにしても、よけいなお世話を言ってくる人やハラの立つことはたくさんある年代ですから。こうやってみると、国や人種に関係なく、悩んでいることはみんな同じなんだなあという気がします。観た人がそれぞれ自分に当てはめて、ということではなくて、同僚の誰かさんの日常生活を垣間見るようなノリで観ることのできる映画だと思います。男性にはあまり理解できないこともあるだろうと思います。ということで、あきらかにカップル向きの作品ではありません。(男性で観てみようという人もいないかもしれませんが)
レネーとヒューのナイス映画
レネーが激太りして挑んだ作品。アラサー独身女子という概念が流行りだす兆しに登場したこの作品ですが、今思えばこれが走りだったんだなぁ、と思わされます。小説から作られた作品ですが、レネーとヒューというナイスな配役によって、映画化されてより一層良い作品になったのではないかと思います。レネーが太っているのにセクシー衣装で職場に向かうシーンや、マライア・キャリーの「オールバイマイセルフ(すべて独りきりで、という意味)」を歌うシーンにはじまり、、アラサーならではの勘違い&暴走シーンなど、爆笑どころが満載です。そして、マークの服装のセンスやダニエルの素敵さの間でなんとなくぽっちゃりしたままのレネーが最高なんですよね。