レニー・ゼルウィガーだけじゃなかった
夜中のラブレターよろしく、感情に任せて書いた提案書がもとで解雇されてしまったスポーツエージェントのジェリーと、彼の信条に共感して一緒に会社を去ることにした、シングルマザーのドロシー。彼らのラブストーリーと、挫折を味わった男―ジェリーと、彼のクライアントであるロッド、2人について―の復帰と成功の物語。この2軸で話は展開されていきます。 この作品は演出と人物の描き方がとても魅力的です。 公開当時は新人女優扱いのレニー・ゼルウィガーのかわいらしさが強烈に心に残りましたが、改めて見るとそのほかの人物もとても魅力的でした。主人公のジェリーのへたれ具合は、ぎりぎりのラインで憎めないやつというかんじ。 ロッドのハイテンションぶりと、時折見せる友情に厚いところ。 ロッドの奥さんの豪傑ぶり。 ドロシーの息子のレイはとにかく言動全てがかわいらしい。 魅力的な登場人物たちのおかげで、ありふれた、予想の範囲を超えない展開のストーリーが、とても魅力的なものになりました。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)