あの頃ペニー・レインと 特別編集版の評価
あの頃ペニー・レインと 特別編集版の感想
幻想的なヒロインの美しさが魅力
Almost Famousという青春時代一見する邦題から70年代の香りが漂ってきそうなこの映画は、原題を「Almost Famous」という。全米をバスでツアーしながら「ローリングストーン誌の表紙に載りたい」という位置にいる新進のロックバンド・グループと、“有名になる寸前”つまりもうすぐブレイクしそうな、いわばもっとも躍動的で輝いているバンドをマークして追っかけるグルービーたちが繰り広げる、華やかで若さに満ち溢れた世界観が魅力だ。最大の華は、ビートルズのヒット曲に因んだ“ペニーレイン”という美しい少女と、主人公である16歳のロック・ジャーナリストとの間に芽生える友情のような恋愛感情だろう。2000年に公開されたらしいが、当時は少しも知らなかった。この年のアメリカ映画といえば、観たのはディズニーアニメの「ダイナソー(Dinosaur)」くらいで他はあまり記憶にないのだが、始まりからは想像できないようなほのぼのとしたエンディングが...この感想を読む