マグノリアの評価
マグノリアの感想
愛着障害を抱える子供たち
187分に及ぶ長編ドラマ。10人以上が織りなす群像劇。エイミー・マンの美しい楽曲。衝撃のラスト。この映画を表す言葉はたくさん出てくる。皆さんもそう感じるのではないだろうか。さらにこの映画にはたくさんのテーマが詰め込まれている。「是認」「拒絶」「贖罪」「救い」「どうにもならない運命」など出てくる登場人物がそれぞれの人間ドラマを描いている。挙げるとキリがないし一つ一つを丁寧にみていくと一冊の本になるようなそんな映画だ。今日はその中の一つ「愛着障害」について考察してみる。愛着障害とは?愛着障害とは何か?詳しい情報は専門家に任せるとして我々にもわかるよう簡単にまとめると、幼少期に親から愛されなかった故に起きる弊害のことである。子供は親という絶対的に頼れる存在に甘えて愛情をもらう。親もそんな子供を愛し是認する。愛情を示してもらった子供は安心感を抱くことができ、精神的に安定した大人へと成長していく。この...この感想を読む
トムの快進撃はずっと続く・・・
このストーリー、何と言ってもラストシーンだけが印象に残ると思うのは、私だけではないと思います。あの、唖然とさせられるまとめ方は、観ている間はただただ呆然とするばかり・・・という感じなんですが、時間が経てば経つほど、「やっぱりあれって一体・・・(何だったのだろう???)」、と、結局わからずじまいなんですよねぇ。そんなまとめ方あるのか!?、と、ちょっと怒りを感じたりもして。彼が伝道師ぶりを発揮するシーンは見ものですよね。彼がリアルな世界で信奉している団体でも、まさかこんなパフォーマンスを・・・!?と、勝手な妄想を抱いていしまうのですが、たぶん違いますよねぇ(失礼しました~!)。ちなみに、私の周りでは、このラストシーンが最高だ、と脚本を絶賛する人もいます。何はともあれ、トムの快進撃って、一体いつまで続くのだろう、と思わせる初期の作品ですね。まったく変わらない彼の魅力を楽しめる作品です。拍手!この感想を読む
最高のトム・クルーズ
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』という超傑作を世に出したポール・トーマス・アンダーソン監督による作品。さまざまな人々の人生が交錯する群像劇になっている。中でも異彩を放つのがトク・クルーズ。「女をいかにしてものにするか」などという怪しい必勝法を力説する山師的男を演じる。保守的に公然と男権強化を唱えるアンチフェミニストだ。しかし別れた父親との関係で心に傷を負っていて弱さを胸に秘めている。トムは世界でもっとも有名な発達障害者とされ、読字障害を持っているが、そんなことはみじんも感じさせない圧倒的な熱演である。クライマックスのカエルの豪雨は突拍子もないが、人生には予想も理解もできない事態が起こりうるということを示しているのかもしれない。いわゆる奇跡というやつだ。観ると希望が湧いてくるよい映画である。
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