スウィングガールズのあらすじ・作品解説
スウィングガールズは、2004年公開の映画で、東北の落ちこぼれ女子校生がビッグバンドを組んで、ジャズを演奏するという青春音楽映画である。脚本・監督を矢口史靖が努め、第28回日本アカデミー賞で最優秀脚本賞、優秀監督賞を受賞している。キャッチフレーズが「ジャズやるべ」であり、山形でロケが行われ、セリフにも山形弁が使われている。 上野樹里扮する友子ら13人の女子高生は、夏休みの数学の補習をサボるため、食中毒になったブラスバンド部の代わりをすることになる。食中毒を逃れた男子部員1人とちょっと変わった女子3人の17人で、最初はやる気もなくビッグバンドジャズを始めた友子たちだが、次第にジャズの魅力に引き込まれ、楽器を買うためにアルバイトをしたり、紆余曲折を経て、ビッグバンドジャズに没頭していく。 劇中で演奏される「ムーンライト・セレナーデ」などの楽曲は全て、吹き替えなしで、出演者本人たちによって演奏されている。
スウィングガールズの評価
スウィングガールズの感想
繰り返し見ても面白い『スウィングガールズ』
洋画に比べ、邦画の状況は険しい読者諸兄は、映画ならば洋画・邦画どちらを観ることが多いだろうか。おそらく邦画作品と答える人は少数派になるだろう。近年、邦画は目に見えて低迷している。興行収入といった数字の部分も、また話題性といった数値されない部分においても、残念ながら邦画は洋画には遠く及ばないといえるだろう。俳優の演技力の低さ、宣伝広告費の不足。要因は様々あれど、帰結するのは「つまらないから」というたった一つの事実だ。物語に緩急がない。役者の演技がそれを補えず、むしろ誰がやっても同じ演技に見える。そんなものに、2000円近くの大金をはたいて観にいこうとは思わない。まして今やレンタルやネット配信などでいつでも手軽に見れるのだし…。と、邦画に対する世間の風当たりはかなり強いが、それでもたまに何度も観たくなるような傑作が生まれてくる。『スウィングガールズ』も、その一つだ。田舎街で吹奏楽を始めるこ...この感想を読む
ジャズは楽しいです。
ジャズに興味を持つ切っ掛けをくれた映画です。吹奏楽をやっている友達と一緒に観に行きました。そしてこの作品で、上野樹里さんの可愛さというか魅力にやられてしまい、大好きになってしまいました。のだめの前段階のようなこの『スウィングガールズ』は、とても楽しくて、観ているだけで元気になる作品です。大好きな映画です。この映画の時の、平岡祐太さんも好きです。出演者皆が楽しそうで、こちらも楽しくなり気が付いたら元気になっている作品です。ジャズは楽しいです。こんなに楽しいものなんだなぁと思わせてくれます。ジャズに興味を持つ切っ掛けをくれた『スウィングガールズ』です。
できなかったことをできるようになる素晴らしさ。
落ちこぼれ的な、吹奏楽部(代理)のメンバー。楽器を揃えるのさえ苦労するような状態ですが、それでも逆境に立ち向かいつつ次第に音が良くなって、結果的にすごく音楽の楽しさを伝えてもらえた気がします。演奏は全て役者本人達によるもの。撮影前に徹底した練習期間が設けられていて、映画が完成したその後も映画のキャンペーンの一環でそのメンバーが演奏していたり、その模様がDVD化したりしていましたね。この作品を経て有名役者になっていくメンバーが結構いて眩しかったものです。最後の発表シーンは鳥肌もの(もちろんいい意味で)。途中の見どころも満載すぎて、別売サントラも楽しく、沢山の人から愛されているのが頷ける作品です。サントラにはボーナストラックとして、あのラブソング(…)も入ってますよ☆