児童本? いやいや、大人もこのファンタジーの世界にはまっちゃってください
ファンタジーといえば、魔法や異世界の生き物が詰まった物語を想像する人が多いかもしれません。しかし、この本は一味も二味も違います。 当時、子供だった私が図書館の「児童本」のコーナーにあったこの本を最初に手にとった時、「挿絵少ない」「字がハリポタ並みに細かい」「分厚い」「表紙こわいなー」などなど、ぶっちゃけ悪い印象しかもてませんでした。 けれども読んでみたら、全然そんな事か気にならないくらいに読み進めてしまいました。 挿絵が少ない?――なにこれ?!自然と頭に映像がうかんでくる! 分厚い?――もっと読みたいのにみるみる残りのページが減るわ減るわ 本当に夢中になりました。 上橋さんの描写が細かくてイキイキしていてさらに丁寧で、字のチョイスも子供に分かりやすいように配慮して書かれた作品だったからでしょうか。ファンタジーの世界にどっぷりでした 特に大ボスの弱点が100年前の石碑と代々村に伝わる祭りの本当の意味によって分かり、最後に卵を孵化させるシーン。 これはもう、子どもも大人ものめり込むんでしまうこと間違いなしですねー笑
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