精霊の守り人のあらすじ/作品解説

理解が深まる小説レビューサイト

小説レビュー数 3,368件

精霊の守り人

4.704.70
文章力
4.70
ストーリー
4.70
キャラクター
4.75
設定
4.75
演出
4.63
感想数
5
読んだ人
19

精霊の守り人のあらすじ・作品解説

精霊の守り人は、作家上橋菜穂子による冒険ファンタジー小説で、女用心棒バルサがチャグムという名の11才の皇子に宿った精霊の卵を守るという作品である。野間児童文芸賞・新人賞(1996)、路傍の石文学賞(2001)など数々の賞を受賞しており、英語だけでなく、スペイン語、イタリア語、中国語などに翻訳され世界中に親しまれている。 守り人シリーズとしても知られており、闇の守り人、夢の守り人、神の守り人など全10巻が刊行され、2014年時点で累計370万部を突破するベストセラーとなっている。2007年には「攻殻機動隊SAC」で有名な神山健治監督とプロダクションI.Gがアニメ(全26話)を制作した。 またNHKによって全10巻のストーリーを実写ドラマ化することが決定しており、放送期間は2015年7月時点で2016年の春から3年間を予定している。短槍使いの凄腕用心棒のバルサ役には「八重の桜」で鉄砲を構え会津戦争を戦った八重を演じた綾瀬はるかが抜擢された。

精霊の守り人の評価

総合評価
4.704.70
(5件)
文章力
4.704.70
ストーリー
4.704.70
キャラクター
4.754.75
設定
4.754.75
演出
4.634.63

評価分布をもっと見る

精霊の守り人の感想

投稿する

その世界観に引き込まれ、読み終えるまで本を閉じることができない

バルサの孤独な闘いにつらくなるのに目が離せない川を流される人を見過ごせなかったバルサは自ら川に入り流されていた者を助けたが、それがすべての始まりだった。人助けをしたに過ぎないバルサであったが、まるで罪を犯したもののように取り囲まれ、捕らえられてしまう。ただの通りすがりのつもりがそうはいかなっかった。気がついた場所は暗い牢の中であり、身動きできない状態であった。少なからず拷問を受けて助けた理由を探られるバルサだったがものともせず死を覚悟しているようにも思えた。初めて登場したときからこのバルサという人物はただ孤独で、しかしその運命を受け入れてひたむきにしたたかに生きているように思えた。それまでの人生でいったい何があったのか、誰も信じない、自分の力で生き抜くこと以外は何も信じない。そんな人物の力強さと秘められた苦しみのようなものを感じながら目が離せない気持ちで読み進めていた。ひっそりと生きて...この感想を読む

4.04.0
  • ink_blue04ink_blue04
  • 227view
  • 2041文字
PICKUP

感想をもっと見る(5件)

精霊の守り人の登場キャラクター

チャグム

よみがな:ちゃぐむ 年齢(作品時):11歳 性別:男 国籍:新ヨゴ皇国 所属:第二皇子→第一皇子 性格:気骨のあり賢い 特徴:ナユグが見える 特技:呪術を少しだけ 物語上での目的:自身の命を守り、精霊の卵を無事に孵すこと 家族:異母の弟妹

精霊の守り人に関連するタグ

精霊の守り人を読んだ人はこんな小説も読んでいます

精霊の守り人が好きな人におすすめの小説

ページの先頭へ