エルマーのぼうけんのあらすじ・作品解説
「エルマーのぼうけん」はルース・スタイルス・ガーネットにより1948年にアメリカで出版された児童文学作品である。日本では渡辺茂雄により1963年初版発行されている。 主人公エルマーはかれき町に住む9歳の少年。ある日非常に年老いた猫を助けるが、その猫は若い頃はかなりの冒険家であった。まだこどもであるためにうまく空を飛べずどうぶつ島に墜落してしまい捕まえられた竜の話を猫から聞き、竜を助けるためにどうぶつ島へと旅立つ。旅の途中様々な困難にぶつかるが、エルマーは知恵と勇気で立ち向かっていくのだった。 この物語の原題は「My Father's Dragon」であり、著者はエルマーの息子ということになっている。また「エルマーの冒険」はシリーズ第1作目であり、この物語の後「エルマーとりゅう」、「エルマーと16ぴきのりゅう」と三部作構成となっている。 児童文学作品であるが、幼児から大人まで幅広い年代に親しまれている作品である。
エルマーのぼうけんの評価
エルマーのぼうけんの感想
息子へ娘へ
実家にあったものを懐かしく思いひっぱりだしぱらぱらとめくったのが最近のことでした。まず思った感想が挿絵がなかなか面白い雰囲気でよかったです。まあ序盤で父と母がなぜタキシードとドレスなのかは謎でしたが笑キャラクターも全てが可愛らしく愛おしかったです。私が一番好きなのは冒険へと誘ったノラ猫かな。エルマーが知恵と勇気をもって問題を解決する姿は読んでいて今の私でもわくわくしました。それと地図の絵が良かった!読み終わったあとでもここはこうで…とかで子供ながらもう一度読んだりしていたのを覚えています。大人になった今でも子供だったあの時がむくりと起きてエルマーと冒険を始めてしまったようです。
わくわくしてくる。
名作なので名前ぐらいは知っているという人も多いのではないだろうか。装丁もかわいくてお気に入り。小さいときに読んで、大人になって児童文学にはまったときにまた購入した。本の表紙の裏のところに島の地図が描かれていて、それも夢が広がるツールのひとつ。みているだけでとてもわくわくしてくる。エルマーはとらにあったりさいにあったりライオンにあったりする。私はライオンが一番すきだ。想像力をくすぐるストーリー・描写なので子どもから大人まで楽しめるとおもう。子どもに読ませると教育的・発育的にもいいかもしれない。自分に子どもができたらぜひ読んであげたい。
何だかワニが好きです。
エルマーのシリーズの中で一番素敵なお話だと思います。お菓子がたくさん出てきて危機を乗り越えて行くのが面白いし、可愛いし、女の子も男の子も大人も楽しめる物語だと思いました。この『エルマーのぼうけん』は、小さいときに私も母に読んでもらった記憶が薄らと残っています。それは、ワニの尻尾に棒付キャンディを輪ゴムで付けて橋架けるシーンです。面白くて、何だか素敵で、印象に残っていました。子供たちに読みながら他のシーンも思い出したり、こんなお話だったんだなぁと感心したりしながら読み進め、ワニのシーンになり、読んでやっぱり楽しかったです。ワニが好きです。気まぐれなのが良いです。