ふしぎの国のアリスのあらすじ・作品解説
ふしぎの国のアリスは、イギリスの数学者であったチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが「ルイス・キャロル」の筆名で1865年に刊行した本である。チョッキを着た白うさぎを追いかけて穴へと飛び込んだ少女アリスが奇妙で不思議な国に迷い込んでしまうストーリーであり、1862年に著者が知人の少女であったアリス・リデルにピクニック先で即興で語ったお話が元になっている。 イギリスの童謡のパロディや言葉遊びがふんだんに盛り込まれた本作品は、当時の人気イラストレーター、ジョン・テニエルの挿絵とあいまって好評を博し、以降この物語は大ヒットを飛ばした。さまざまな言語・方言などに翻訳されており、世界中の国々で親しまれる物語となっている。日本でも明治時代から多数の作家が翻訳し、さまざまな出版社から刊行されている。 これまでに世界中で実写作品やアニメ・バレエ・演劇・漫画などが多数製作されたほか、その独特の世界観やキャラクターはさまざまな分野の創作においてモチーフとして取り入れられることも多い作品である。
ふしぎの国のアリスの評価
ふしぎの国のアリスの感想
ゆめ?
この絵本は奇怪な出来事が織り成す物語である。まず主人公アリスが時計ウサギに出会うところから始まるが、私自身もこんな事起きないかなあと、夢を見たものである。何か不思議なものに出会い追いかけたい、冒険したいという願望は誰にでもあるのではないだろうか。子どもの頃、この冒頭を見てはドキドキしていたものである。もう一つ注目してもらいたいのは、個性のあふれるキャラクターたち。チェシャ猫・帽子屋・トランプ女王・歌を歌うイモムシなど奇怪なものの集まりである。特に帽子屋のセリフで好きな言葉がある。「なんでもない日おめでとう!」と彼らは陽気に過ごしている。何気ない日常を楽しく過ごしている彼らに元気をもらった。少し日常から離れて不思議なものに出会いたい人必見です。
アリスの冒険
アリスが不思議なウサギを追いかけている内に、不思議な世界に迷い込んでしまう、言わずと知れたルイス・キャロルの名作です。元はキャロルが知り合いの少女に聞かせてあげるために考えた物語で、それを出版した物でした。それが今となっては映画にもなり、キャロルの母国から遠く離れた日本でも知らない人はいないほど有名な話になりました。薬を飲んで大きくなったり小さくなったり、不思議な動物や手足の生えたトランプなど、メルヘンな要素がてんこ盛りですから、子供なら間違いなく楽しめますし、大人になっても好きな人もいるでしょう。夢オチは、この「不思議の国のアリス」に限ってはありかなと思います。
おとぎ話の定番。
不思議の国のアリスといえば、イギリスでも日本でいう桃太郎とかそういう分類に位置されるのでしょうか。子供の頃から世界観が大好きなファンタジー。ファッションやアクセサリーなどのモチーフの定番でもあります。主人公のアリスのファッションがかわいい。大人になってから読んでも面白い。幻想的な世界観が素敵です。アリスが旅をしていたのは夢の中の話、だったという結末も不思議な感じがします。ハートの女王なのに、アリスを敵とみなす女王が不思議だ。白うさぎやチシャ猫など、出てくる動物キャラクターもかわいらしくていいなぁ。そういえば映画の「アリス・イン・ワンダーランド」も素敵でした。原作もいつかまたちゃんと読みたいです。