何回見ても、同じところで泣いて笑って、人って良いな思う。 - マグノリアの花たちの感想

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何回見ても、同じところで泣いて笑って、人って良いな思う。

4.04.0
映像
4.0
脚本
4.5
キャスト
4.0
音楽
4.0
演出
4.0

目次

友情に感動

古い作品だし、メガヒットを出した訳じゃないけど、やっぱり人間ドラマ関してはいろいろ見てるけど、これが最高。根性の悪そうなウィザーの根性の悪いセリフはびっくりしちゃうこともあるけど、じつはそれより根性が悪かったのはクレリーだったり。でも、誰かが困ってると何を差し置いてもそばに寄り添ってくれて優しい言葉じゃなくて、必要な言葉をかけてくれる。これって、うわべの付き合いじゃ出来ないこと!!!

ジュリア・ロバーツが若くてかわいい

今でこそ、その名前で映画に出てるけど当時の初々しいこと。美容院で発作が起きてオレンジジュースを飲む時は若いが故か薬が切れて欲してる人みたい(ちょっと悪い意味で)だけど、ある意味それは発作で薬を欲しがってる人を熱演していたのに引き込まれちゃったのかも。

ケーキの意味が分からない

結婚式でアルマジロのケーキ。しかも切ると中が赤い。微妙に生々しくてそれを楽しそうに食べてる人たちの意味が分からなかった。

悪い人が出てこない

意地悪な人はちょこちょこ出てくるけど、悪い人が出てこないから、安心して見れるし見てて疲れない。アネルの恋人は悪い人かもしれないけどそんなに絡まないし話の中で重要じゃないし。

母の愛に号泣そして笑い

マリンがシェルビーのお葬式の後に堰を切ったように泣き叫ぶシーン。見るたびにそこで同じように号泣。「そうだよ。シェルビーは生きたいだけなのに、何で子供を残して死んじゃうの!!!」見ながら号泣してるのにマリンが「誰かを殴りたい!!」と言った時のクレリーがウィザーを差し出して「殴りたいなら、この人を殴りなさい。」て言うところであっけに取られちゃうんだけど、「自分じゃないんかい!!!」と毎回吹き出してしまう。「1回くらい、人の役に立つことしなさいよ。」てどれだけ、ろくでなしなのよ!!!

ウィザーの甥っ子がゲイっぽい

間接照明を好む男はゲイに違いないって話の最中にウィザーが自分の甥っ子が間接照明が好きって話で入ってきて周りの顔を見合わす所は女性っぽい。

イースターをこれで知った

でも、何をしてるのかはよくわからないけど、とりあえず、初めてタマゴを探すお祭りを見たのはこの映画。シェルビーの子供とアネルがタマゴを探してるのを見て何してるかなぁと思ったのは良い思い出です。今でこそ、日本でもメジャーチックになってるけど実際タマゴを探してる人は見たことないけど。。。その内、日本中いたるところにタマゴが隠される日が来るのだろうか。

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女の強さ

誰の物でもない女たちの移ろいの物語アネルが黙々と歩くシーンから始まり、シェルビーの結婚式へと続く序盤。内気なアネルが主人公かと思いきや、突如発作を起こすシェルビーを見て、彼女が主人公で、母マリンとの物語なのかもしれないと思う。しかし、シーンが進むにつれ頭角を現し始める中年越えの女性三人。これは一体誰の物語なのだろうかと、疑問が生まれたまま進む。120分で完結する映画というよりまるで10週にわたって放送する連続ドラマ並みに、キャラクターが濃い6人の女性の話が展開されていく。特にウィザーとクレリーはまさに女の友情物の連ドラにはありがちなキャラクターである。さらに展開されるシーンでも、マリンが娘の妊娠を喜べないのに対して彼女たちが励ます様子や、葬式でマリンがヒステリックを起こした時の彼女たちの対応方法は女の友情物の連ドラでよく見るパターンである。本作が1989年の物語であると考えると、もしか...この感想を読む

4.04.0
  • masanosukemasanosuke
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