アパートの鍵貸しますのあらすじ/作品解説

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アパートの鍵貸しますのあらすじ・作品解説

1960年制作、ユナイテッド・ア-ティスツ配給のアメリカ映画である。同年のアカデミ-賞にて、作品賞、監督賞(ビリ-・ワイルダ-)、脚本賞(ビリ-・ワイルダ-、I・A・L・ダイアモンド)、美術賞・白黒部門(アレクサンドル・トロ-ネ、エドワ-ド・G・ボイル)、編集賞(ダニエル・マンデル)が受賞している。尚、ゴ-ルデングロ-ブ賞も作品賞ミュ-ジカル・コメディ部門、主演男優賞ミュ-ジカル・コメディ部門(ジャック・レモン)、主演女優賞(シャ-リ-・マクレ-ン)を、ニュ-ヨ-ク映画批評家協会賞も作品賞、監督賞(ビリ-・ワイルダ-)がそれぞれ受賞している。この作品はロマンチックコメディで、ビリ-・ワイルダ-が制作・監督した『お熱いのがお好き』に続いて制作した作品である。脚色も前作から引き継いだスタッフ・キャスト達が多く、そのほとんどがアカデミ-賞などを受賞している。ニュ-ヨ-クのさる大保険会社のいち平社員バクスタ-の物語がどんどん展開されていく。

アパートの鍵貸しますの評価

総合評価
4.504.50
(1件)
映像
4.204.20
脚本
4.504.50
キャスト
4.504.50
音楽
3.503.50
演出
4.504.50

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アパートの鍵貸しますの感想

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コメディ映画ですが男の哀愁が彩られた一品

おしゃれで小粋でスピーディーな展開保険会社に勤めるバクスターは、自分のアパートを上司の情事のために貸している。そして、そのうち大ボス、シェルドレイクがその噂を聞きつけ鍵を借りに来る。そしてその相手がバクスターが惚れている女性フランだと知り。。。という展開。まず、今の感覚から、自分のアパートをそんな風に貸すだろうか、というこの物語の設定への疑問がありますが、ワイルダー監督はそういう話を実話として聞いてこのストーリーを考えたということらしい。ドラマティックで、喜劇的で、ストーリー運びがうまいと感じます。そして何より非常にしゃれたムードが全編を覆っていて、アメリカの大手保険会社のオフィスや街の描写を通して、当時の都会のサラリーマン生活のようなものが垣間見えますし、登場人物が一様にシンプルかつおしゃれな格好をしていて、小粋でスピーディーなセリフ回しと展開があって、映画そのものに好感度が持てます...この感想を読む

4.54.5
  • マンチョビマンチョビ
  • 242view
  • 1341文字
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アパートの鍵貸しますの登場キャラクター

フラン・キューブリック

C・C・バクスター

アパートの鍵貸しますの名言

僕は人の波間を漂うロビンソン・クルーソーだったけど、君は僕がやっと見つけた砂の上の足跡だ

C・C・バクスター

恋に傷つき心身ともに参っているフランだか、バクスターは彼女の看病をし、そばにいれるだけで幸せだ。バクスターの一途でまっすぐな愛情が表れた一言。

どうしてあなたみたいな良い人と、私は恋できないのかしら

フラン・キューブリック

道ならぬ恋に絶望し、自殺未遂したフラン。 フランに思いを寄せるバクスターは彼女を元気づけようと必死で看病する。 彼の優しさに触れて、自分のこれまでの恋愛を悔やみ、嘆く一言。

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