グッバイガールのあらすじ・作品解説
グッバイガールは、1978年に公開されたアメリカ映画である。監督は、「愛と喝采の日々」、「摩天楼はバラ色に」などのハーバート・ロス。 出演者は、リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイソン、クィン・カミングス。 ポーラは一人娘がいる30代の女性。若い女性の中で息を切らしつつもダンサーとして頑張っているが、同棲してた男に逃げられたりと、どこか冴えない毎日である。 ある日、エリオットという役者をしている男性が、ここに住むことになっているとアパートに来る。どうやら同棲してた男が、勝手に部屋を譲り渡してしまったらしい。お互いに他に行く所もなく、仕方なく共同生活をすることになるが、エリオットは朝からお経を唱えながら瞑想を始めたりと変わり者の男なのだった。最初は反発して暮らし始めるが、次第に絆が生まれていくラブ・コメディーである。 リチャード・ドレイファスは、本作でアカデミー賞とゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞、マーシャ・メイソンは、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した。
グッバイガールの評価
グッバイガールの感想
ニールサイモンものでは万人向けでおもしろい
ありがちな展開と静かな余韻シナリオを追っていくとですね、同棲していた俳優の男に逃げられた母娘が、その男からアパートを売られたという友人の男と同居することになるという奇妙な設定で始まりますね。ありそうな、なさそうな。ただ、おだやかなやさしい雰囲気で無理のなさを醸し出しているのはリチャード・ドレイファスのも持つ雰囲気そのものです(悪い人じゃない、と安心感が持てる役者)。それで、この男もまた俳優で、奇妙な共同生活が始まって、俳優が興業に失敗し、女もダンサーとしての職を失うと言ったなかで、(お約束通り)二人は結ばれます。落ち込んだりすると、人と人とが結びつくのは容易になるという典型のパターンを利用します。考えてみれば非常に安易ですが。(同様の安易なくっつきパターンとしては、二人で(いやいやでも)試練を乗り越えて、愛が芽生えるというものがありますね。アクションとかサスペンスにありがちです)ストー...この感想を読む
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